〈withE通信 番外編〉ハーブが煮える春の夜
ハーブティーにハーブ煮えつつ春の夜の
嘘つきはどらえもんのはじまり 穂村弘
三月に入り、いよいよ春らしくなってきたので、この短歌にしてみました。
この短歌の特徴はリズム感と「どらえもん」だと思います。
まず、リズム感についてです。
上の句の、「ハーブティーにハーブ煮えつつ」という表現は過剰にも思えますよね。
しかし、この表現にすることでその後の「春の夜」まで句の頭に「ハ」の音が連なることで
春の夜の軽やかでフワフワと浮足立つようなリズムが生まれています。
次に、「どらえもん」についてです。
この「どらえもん」は皆さんがよく知っている、あの「ドラえもん」ではないのです。
なぜなら、「どらえもん」ですから。
きっと、直前で「嘘つき」が出てきているので本当なら「ドラ」のところを「どら」となっているのでしょうね。とても面白い表現ですね!!
いかがだったでしょうか?
このような軽やかでフワフワと浮足立つような感覚はみなさん感じたことはありますか?
感じたことがない人はこれから感じられるといいですね!きっと楽しいですよ!!
作・でーぐ(理科担当)
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