辻村さんが「自然保護」の現場で感じた悲劇って？
こんにちは！WithChihiroです。辻村ちひろさんのお話を入り口に自然保護や環境、そして政治のことも深めていけたらと思っています。noteには短め文字起こしをシェアしています。最後に元動画も貼ってありますので合わせてご覧くださいね。
辻村さんが「自然保護」の現場で感じた悲劇って？（元動画3分～）
私は日本自然保護協会にいて、そのころからリニア中央新幹線の問題でみなさんのおせわになってました。なかなかNPOのチカラでは止めきれない、というところがある。また環境影響評価の手続きもあまりにも恣意的なことが多く、これは業者が悪いことをしよう！ということが原因ということではなく、制度そのものに抜け穴がいっぱいあるということだと思う。
それで、立法府の方で制度そのものを変えるという事が出来ないかということで前回（参院選）出た、落選したが、その時にけっして多い数ではないが「私の名前」を書いていただいた有権者の方がいる。その想いを途中で投げ出すわけにはいかない。そこで今回の衆院選にも立候補しました。
中略
リニア中央新幹線ですが、制度的な問題を直していくのは大事なんですが、私がいつも自然保護の現場で感じていたことは地域の人たちに分断がうまれてしまうことっていうのがすごく悲劇だなって思う。
人によってはリニアっていう工事がくることで村が潤うと考える人もいる。
一方でそんなことはないと考える人たちももいる。
そんなあいだを裂くように、ちょっとうがった言い方だけど、様々な分断工作が行われている。（※聞き取れず。地名？）にお話を聞いたりして分かりました。たぶん、他でもそういったことは起きていると考えている。
それまですごく仲良かった村の人たちどうしが、反目しあっていくってこと。これは、ここだけではなく、八ッ場ダム、五木村のダムの計画の時も、それと同じことが繰り返されている。
そして一番最悪なのは、途中まで出来て放り投げだされるってこと。
私はその可能性すごく高いと思ってる。当初の計画から、すでにお金がかかりすぎている、そんな中でこのコロナ禍、ＪＲは減収、頼みの綱の東海道新幹線ですら収益があげられなくなっているって中で９兆円ものお金、出せる？っていったら出せないでしょう。
国は財政投融資をしてお金をつっこむかもしれないけれど、それ以上に、いま、静岡県知事が工事をストップさせているってことが、ボディブローのようにだんだんきいてくると思う。
なので、反対運動をする側としても、もう少し時間を稼げばどっかで止まるってことはでてくるんですけど、その時に、政治をやっていた現政権の人たちが「穴をあけてしまったものは、元にはもどらない」ということをしっかりと認識して、責任をもってもらうってことはすごく重要だと私はそう思う。
穴あけて、そのままうめて元に戻るっていうほど自然はそんな簡単なものではない、と私は思う。
ですので、なんとかリニア中央新幹線の計画を止められるように、私たちれいわ新選組のみならず、野党に力をあたえていただきたい。れいわ新選組はいつも言っている「最大の権力者はみなさん」。有権者の一票が最高の権力者である証拠だ。ただ、残念ながらその行使50パーセントの人がその行使を捨ててしまっている。
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今回の気になる言葉！
○環境影響評価法
○立法府
○分断・分断工作
○権力者はみなさん
○リニア中央新幹線
今回の文字起こしの元動画はこちらです。3分あたりから
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