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長年の目標、東京オリンピック・パラリンピックの舞台への挑戦! WE HAVE WINGS.僕らには、自分らしい翼が必ずある。

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こんにちは。WITH ALS代表の武藤将胤です。

いつも応援してくださる皆さまのおかげで、長年目標にしてきた、東京オリンピック・パラリンピックの舞台に立つことが出来ました。
大変光栄なことに、東京オリンピックには聖火ランナーとして、そして東京パラリンピックには開会式のリーディングキャストとして、参加させていただきました。

僕の長年の目標を共に夢見て、応援してくださった皆さまの想いを胸にやり遂げてきました。
皆さまに心より感謝申し上げます。


思い返せば、東京で開催が決まったニュースを見た2013年9月に、当時広告マンとして働いていた僕が真っ先に抱いた夢が、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの舞台に携わりたいということでした。

特に当時から、クリエイティブの力で、世界に希望を届ける仕事をしたいと常々思っていた僕は、開会式に携わりたいと考えていたのを鮮明に覚えています。
もちろん当時は、まさか演者として出られるとは夢にも思わなかったので、裏方を想像していましたが。

実はそんな夢を抱いた同じ時期に、身体への違和感を覚え始め、難病ALSを発症しました。
昨日まで出来ていたことが日に日に出来なくなる恐怖との闘いが始まりました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時に、僕はどんな状態になっているのか不安で不安でたまらなかったです。

それでも必死に前を向き、ALSをはじめ様々な障がいを抱える仲間達の未来を明るく変えていきたい。
全ての人が自分らしく挑戦出来るBORDERLESSな社会の創造に挑むことを決意し、今の一般社団法人WITH ALSを立ち上げて活動を始動しました。

ALSの課題解決を起点に、エンターテイメント、テクノロジー、ヒューマンケア(介護)の3領域で現在も活動を続けています。

僕が発信する共通のメッセージが、「NO LIMIT,YOUR LIFE.」
僕自身、どれだけ病気の進行が進もうと、テクノロジーと仲間達と共に、一つ一つ限界を乗り越えて、このメッセージを体現する挑戦を続けています。

ALSになり活動を続けていく中で、この東京オリンピック・パラリンピックの舞台に立つという目標は、より特別なものに年々なっていきました。
それはこの舞台に、重度障がいを持つ僕が挑戦することで、世界中でALSをはじめ、様々な障がいと闘う仲間達に、「NO LIMIT,YOUR LIFE.」
という希望のメッセージを届けるチャンスだと考えたからです。

僕らには、まだまだ無限の可能性があることを伝えたかったのです。

現におそらく気管切開もしてギリギリまで呼吸器装着をしているキャストが舞台に立ったのは、歴史上初めてのことだったのではないかと思います。

そんな開会式の舞台を夢見て、僕ならではの表現スタイルを考え、様々なクリエイティブ活動に挑戦してきました。

象徴的な活動がEYE VDJ MASAとしての音楽活動です。
視線入力でDJ/VJのライブや、作詞などの音楽制作活動も行っています。
BORDERLESSなエンターテイメントを創り出すために、障がいの有無は関係なく、様々な個性を持つアーティスト達と沢山コラボレーションしてきました。

その中の一つに、東京オリンピック・パラリンピックの舞台を目指して2018に制作した、MV「ROAD TO2020」があります。
僕がDJし、車椅子ダンサーのかんばらけんた君がダンス、全盲ドラマー酒井響君がドラムでセッションしました。
あの日3人で話して、「全力で各々挑み続けて、必ず東京オリンピック・パラリンピックの舞台に立とうね」と約束していたんです。

そして本当に3人とも夢の舞台に立つことが分かった時は本当に嬉しかった。しかも、かんばら君とはまさかの同じ開会式のステージでの共演を果たすことが出来たのも最高の瞬間でした。

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本当に本当に長い道のりでしたが、辿り着いた舞台。

パラリンピック開会式の物語のコンセプトは、「WE HAVE WINGS.」。
いつか空飛ぶことを夢見る片翼の少女そよかの物語。

そんな彼女に空を飛ぶ勇気を伝える、光の集団のリーダー、デコトラックのブーン役を務めさせてもらいました。

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実はあのパフォーマンス中の音楽の中にもデコトラックを表現するサウンドを僕から提案して組み込んでいただきました。
EYE VDJ MASAとして、音楽面にも参加させてもらえたのは嬉しかったです。

この物語は演者の僕らだけでなく、演出家、衣装、ヘアーメイク、音楽、舞台美術、映像チームなど、本当に沢山の仲間達の想いが詰まった、最高の希望のエンターテイメントだと思います。

障がいの有無や立場の違いなんて関係なく、ONE TEAMで創り上げた、まさにBORDERLESSなエンターテイメント。
メンバーとして参画出来たことが本当に幸せでした。

WE HAVE WINGS.
僕らには、自分らしい翼が必ずある。

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この経験を胸に、BORDERLESSな社会を目指して、また次の挑戦に向かいます!!


挑戦を続けるすべての人に、希望の光を届けたい!MOVE FES.2021クラウドファンディング実施中

2016年から毎年開催してきたMOVE FES.ですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大のため、昨年2020年は初の中止となりました。リスタートを切る今年の「MOVE FES.2021 Supported by ONESTORY」は、リアル会場とオンライン配信のハイブリッド開催で実施します。

こんな今だからこそ、ALS等の難病・障がいにより元々イベントに訪れることが困難だった方も、COVID-19の感染拡大で外出・移動を制限されている方も、誰もがそれぞれの環境で楽しめる、新しいライブ体験を創造するチャンスと捉え、テクノロジーを駆使したBORDERLESSなコンテンツをお届けして参ります。

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サポート費用は、WITH ALSの活動費、せりか基金寄付金などALS解決・BORDERLESS社会実現に向けた費用へ大切に活用いたします。お気持ちに感謝申し上げます。