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うつ病患者の方々、支えてくださる方々へ

まず第一に、私はうつ病患者です。
ですから、うつ病側から見ているものにしか思えないかもしれません。
でもこれは、私の本音です。
読んでいただけたら、幸いです。

うつ病患者を支えてくださる方々、いつも本当に凄いなと思います。心からありがとうございます、そう思っています。

今まで出来ていた生活、体制、崩れて大変だと思います。それこそ、自由にしていいよ、今までがんばっていたものね、と労ったら、本当に自由奔放に動かれてしまう。
相手を思って、できる時に返事してね、なんて言ったら本当に一生来ないんじゃないか、なんて不安が募ったり。
気分良さそう、大丈夫そう、と思っていても「休ませないと」なんて思ったら、家事にしても連絡にしても、どんな事でも頼んだりお願いしちゃいけない気持ちになって言えなくなってしまう。

こんなことが、何ヶ月、何年と続けば不満が募って爆発させてしまいたくなるのも、よく分かっているつもりです。

ですが、私も気付いていないわけではないんです。もしかしたら、他のうつ病患者の方々も気付いているかも知れません。
そもそも好きでうつ病になったわけじゃない。
自分が最低限のことしか出来なくて、悔しくて涙することもあります。前は出来たのに、前は動けたのに…。
家事を横目で見る、横目で見ていて「ラッキー、よろしく!」なんて思えない。
全部やらせちゃってごめん、疲れてるのにごめん。動ける時にでもパートナーの負担を減らせれば。
だからといって自分の思い通りに体調が左右してくれる訳じゃないから、悔しい気持ちでいっぱいになります。

私を支えてくれている彼が、やなぎ君が出来る人、それこそ私には、聖人君子に見えています。
だからこその僻みや嫉妬なのかも知れません。
「やなぎ君は大変な人だ」「やなぎ君は優しい素晴らしい人だ」きっとそう思って下さる方々がたくさんいらっしゃる。
やっぱり彼は凄いんだ、素敵な人だ。そう思っています。

そう思う反面…
比べないで欲しい。比較しないで欲しい。うつ病患者の今と過去と、さらには支える側の自分を。
あなたの苦しみや大変さは、あなた以外の誰かには100%は伝わらない。分かりたくても、分からない。
だけど、私たちの辛さも苦しさもきっと全部伝わらない。
それに、私たちの、うつ病患者と、支える方々の辛さ、苦しさ、大変さ…全部ベクトルが違うと思うんです。
そもそも比較対象にならないんです。
あなたが大変なのを分かりたくないんじゃない、分かれない。自分自身がいっぱいいっぱいになってたら、それこそ「そうなんだね」さえ言えない。

でも、うつ病患者でも人だから、話し合いはできるんです。私は話し合いたい、自分が話せる時になってしまうけれど、それでも話し合ってどんな事が大変だとか、あなたを知りたい、分かりたい。

うつ病でも、大事な人を理解したいんです。


#うつ病 #障害 #パートナー

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