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宙は語る2『わたしたちは小宇宙』- 本質的な美しさとしての対話の時間


ここに何かがあると感じて
十代の頃より惹かれてやまない世界は
空(くう)における耽美に誘われて
私に魂という存在をわかりやすく示した。


わかりやすくあったのは
昨年の冬を近くとした秋にみた
朝日が登り始める前の山を前に
夜明けとしてあった日の始まり。

柔らかな光を隠した山々の連装。
これとして浮かび上がった残像。




ZENを美意でふわりと包み込む
降りてくるとばりを感じている。
いまから半年ほど前に直感した
娘と一緒にみた東京でのアート。

布と道具と血痕にあったのは
白も黒もない私の好きな色味。
あわい肌色と桜色に少しの赤。


その引き金としてあったのは今朝知った
機織りと茶室のある美しい空間が綴った
和装を着眼点として世界を観た自身の姿。


多様としてある内なる界の
奥の奥の奥にあったものは
世界をそのままとして観て
こころを衣服とした私自身。


昨日、
私が掴んだものは
境を創らず流れる。

土の中はあたたかく
生命が戯れささやく。


奇術が見せた世界の
通じ響いた音原色に

無色透明の極めた質の
アサとしてあった神秘。
カミとしてあった物語。


水と土と火と風と空の
いのちを孕んだ点描図

こころと出会えた生命
私が美として掴んだ色




連動的文字として


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