石橋を叩くのは30回くらいにしておこう。
最近、語学留学をした方が経験談を語るYouTubeを何本か見た。
そこでよく言われていたのが、"日本人に合わせてゆっくり話してくれるとか、留学生に協力的に接してくれると思ってたら、全然そんなことなかった。" "こちらの心情を察してくれると思ったら大間違いだった"ということ。
私はそういうものだと思ってたので(なんならアジア人だから差別されることも多いだろうな、と思っていた)意外と楽観的な方が多いのかな?と思った。
これと似たようなエピソードは結構あって、他人の話を聞いて初めて、自分がわりとシビアめな考え方をしてることに気付いた。
警戒心が強いとも言えるかもしれない。
そしてその警戒心の強さは、長所にも、短所にもなる。
先述の通り、留学をしたらがっかりすることは少ないかもしれない。
でも、リスクをとることをしないのは、人生の面白さを減らしてしまうことにもなる。
以前フランスに行った時のこと。
ホテルの男性コンシェルジュに話しかけられ、その日のことや雑談を楽しむうちに、記念写真を撮ろうということになった。
そしたらその写真を送ってほしいと、名刺の裏にメールアドレスを書いて渡されたのだ。
私は、見ず知らずの人に自分の顔写真とメールアドレスを知られることに抵抗を感じて、結局送らなかった。
そして先日、引き出しを整理していたら当時の名刺が出てきたので、興味本位で彼の名前をインスタグラムで探してみたら、見つかった。
彼はとても立派なコンシェルジュになっていて、過去の投稿には宿泊客らしき方との写真も載っており、全然怪しい人じゃなかったということがわかった。
もしあの時メールを送っていたらどうだっただろう?
また泊まりにきてね!で終わっていたかもしれないし、インスタ上でだけ繋がっていた可能性もある。
今、フランス語を勉強しているだけに、送っておけばよかったかな、とも思う。(今同じことが起こっても、多分送らない気がするけれど…)
リスクをどれだけ許容するかは難しいけれど、石橋を壊すほど叩くのはやめようかなと思う、そんな今日この頃。
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