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次のステップへ

季節がめぐり、また春がやってきました。
2024年度が始まります。

コロナ禍の2020年から、発起人(現理事)の3人で設立準備を始めたNPO法人日本プール利用推進協会。
その「デビュー作」は、アモーレリフティングでした。

副代表理事の横山さんがクラウドファンディングの設計の過程で思いついた、「愛する人をプールで抱き上げる」という発想。
それを、水中専門フォトグラファーで同じく副代表理事の西川さんが撮影する。
まさに私たちらしい内容でのデビューだったと思います。

世界で初めての試みを、驚くほどのスピードで実現まで進めてくださったのは西川さんでした。

撮影して良いプールはどこか
 →プールでのイベントでなく撮影をするということで、利用が難しいプールもありました。
どうやって撮影するのか
 →普段車椅子を使っている方=普段立たない方をどうやって水中で立った姿で撮影するのか(体だが浮いてしまう、リフティングされる人のポーズの撮り方など)
全て考えて準備をし、テスト撮影のセッティング→撮影→現像などを進めてくださいました。

もしJAPUPAに西川さんがいなかったら、アモーレリフティングというイベントもそれによって生まれた笑顔も、私は見ることができませんでした。

撮影者の西川さんが写真に写る場面は少なく、ボランティアの方が撮影してくださいました。
プールの中に入って全ての陣頭指揮を取り、潜ってシャッターを押してを繰り返します。
プールに入ったり上がったりを繰り返し、フル稼働です。

第2回の豊橋では、横山さんが奔走してくださいました。
地元でのつながりをフルに活用して、豊橋市の後援や協賛の獲得、参加者集めなど半年以上準備に時間を割いてくださいました。

始まる前は想像もつかなかったこのアモーレリフティングは、

プールでしかみられない笑顔や撮影にチャレンジする姿
それを懸命にサポートしてくださるボランティアの方々
それ以外にも応援してくださる方々

たくさんの方々とJAPUPAを繋いでくれ、NPO法人として動き出したばかりの私たちを支えてくれる大切な存在です。

こちらの記事でも触れましたが、アモーレリフティングは「打ち上げ花火」だと思っています。

たくさんの人がプールの笑顔を知り、課題に気づき、それを実現・解決するために存在する私たちの存在を知ってもらう。
応援してくださる方々が集まることで、私たちの活動がより前に進んでいくことができます。

では、実現するために何をすれば良いのか?
それが、私たちJAPUPAのメイン活動である「研究」です。

アモーレリフティングで見られた笑顔を写真の中だけのものにしないためには、研究活動に注力していく必要があるのです。

「アモーレリフティングを次は地元で!」というお問い合わせを、いくつかいただいていました。それに応えたい気持ちも、もちろんあります。
ただそれは、私たちがNPO法人として生まれた意味からは少しずれてしまいます。

プールの「できないをできるに変える」
プールにあるあらゆる壁を壊し、誰でもいつでもプールにアクセスできる「プール前提社会」を実現する。

実現できたとき、アモーレリフティングで写真に収まったあの笑顔は、日本中のプールに溢れていると思っています。

2024年のJAPUPAは、今までと少し動きが変わるように見えるかもしれません。
それでも、目指す先は変わらず
「重力からの解放で、生きている時間が豊かになる未来」
です。

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