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夜の街関連叩きについて

■相変わらず夜の街でクラスター

コロナ禍が始まり約半年が経過した。今年の2月頃にはダイヤモンドプリンセス号のクラスターが連日報道され、対岸の火事だと思っていた矢先に国内でも感染者確認が相次いだ。

最近は、緊急事態宣言後再び感染拡大が続き、「夜の街関連」なんてのも頻繁に耳にする。

夜の街クラスターに対しては、世間の声はより一層厳しい感じがする。休業要請を出せと騒ぐ人が少なくない。

周りを見渡すとキャバクラやホストクラブに通う人は身近にあまりいないため、少数派なのかなと思う。夜の街は、いわば

最悪、無くても世の中が成り立つ

って思う人も少なくないのだろう。だから、クラスター急増に伴い夜の街は叩かれるのだと思う。

だけど、ホストクラブやキャバクラで働かれる方々って今回のコロナ禍で

世の中的にかなり希少性が高い人たち

なのかとも感じた。

■夜の街の才能は今後に重要

夜の街クラスターという言葉をとにかくこの数ヶ月間聞かない日はないくらい有名になった。

メディアで報道されていないだけで、今でも夜の街に通う人は多い。これだけ騒がれていても通い続けるからさぞ魅力的な世界なのかもしれない。

僕は、こういうお店に行ったことないし、身近に働いている人もいないけど、人を惹き付けるだけの魅力で溢れた方々なんだと思う。

彼らを心のよりどころにする人が少なくないから、クラスターになるわけで一概に叩くのは良くないと思った。きっと叩く人たちも一度行ってみたら彼らにハマるかもしれない。

コロナ禍で彼らの才能に気づかされた気がする。

■本当は評価されるべき?

自分の存在を必要とする人、逆に言えば自分がいなくなって困る人、死んで悲しむ人はどれだけいるだろう。

先日、三浦春馬さんが亡くなられたが、非常に人気な俳優さんで彼の死を悼んだ方はかなりいた。彼ほど有名でなくても、ホストさんやホステスさんは、その1人の存在が多数のお客さんの人生に充実をもたらしているとしたら、彼らをあまり悪く言うことに疑問を感じる。

人は、

同じように同じように

育てられてきた。振り返ってみれば、自分に他人と違う抜きん出た特徴を持たせることもせず大人になってしまった。僕はただ、いくらでも代わりがきく歯車の一つなのかなとすら感じた。きっと彼らもそのまま僕のように生きていれば、そういう魅力は無く、社会の歯車の一つの部品に過ぎなかったはずだ。

本来、リピーターになるほど、指名されるほどの力を持つ彼らは評価されるべきな気がするが、世の中はやけに厳しい目を向ける。

だけど、変わった見方かもしれないが、彼らのような心のよりどころにされるような人に尊敬する自分がいるのは間違いない。