繫がってそうでそうでもない余談、2022年イグノーベル賞経済学賞。
先日2022年のイグノーベル賞読んでいて面白いなと思った一本。
経済学賞を受賞した、
『なぜ成功は、もっとも才能のある人ではなく、もっとも幸運な人に行くかの数学的な説明』
間違いあったらスンマセン。
又聞きの又聞き程度の精度でまとめると、仮想空間に人口1000人の町を作って、ざっくりと「才能」というスキルを、0〜10のレベルで各人に正規分布(真ん中が一番多くて、低く/高くなるにつれ減っていく分布)させたと。
そして、定年を40年に設定し、その40年の中で各人に6ヶ月毎ランダムに「ラッキー」「アンラッキー」「何も起こらない」というイベントを発生させる。
ラッキー:おめでとう!才能値に比例させて資産・成功を2倍にするね!
アンラッキー:ごめんなさ〜い。資産・成功を半分にするね・・・
何も起こらない:何も起こりません
ちなみにアンラッキーは事故や病気など、個々人の選択ではないものを想定しているっぽいので、才能値に関係なく半減させているようです。
逆にラッキーの方は、才能値が高い方はその機会をより有効に活用できるという想定のもと、比例させているそう。
さて、誰が一番お金持ちになったでしょうか?
という研究でした。
結果、才能が一番あった人ではなく、一番ラッキーイベントに多く遭遇した人が一番お金持ちになりました。
論文内では、「より高い才能値は必要条件だが、十分条件ではない」というところが第一の結論とされています。
個人的には「へー!そうなんだ!」ともいうわけにはいかないのではと思っています、、
というのも、全てがざっくりと設定された仮想世界でのシミュレーションですから、ラッキーって何?アンラッキーって何?才能って何?みたいな哲学的な部分は一旦除外したシンプルな変数設定です。
実際に我々が住む社会に適用したとして、というより適用できるのか?と思います。
盤根錯節の現代社会ェ、、
それは良しとして。
逆に(?)無理矢理繋げるとしたら、
持てる者は持ち球を超活用せ、持たざる者は貪欲に勝機に食らいつけ
運はどうにもできんスマン、切り替えてこうね
ということなのでは?とやんわり思っています。
ちょっと、実はもう読むだけで疲れちゃって面倒臭くなっている。
あぁ、面白いなと思ったのは、この仮想世界内でもパレートの法則に則った形で資産が分布していたというところ。
ほぇー、すごいなぁ(小並)
というか、仮想世界ですら再現されるほど的確な法則性を見出したパレートってすっごいなぁ。
となんだかんだ、ロクなオチもなく書いてしまいましたが、各人、どうお考えでしょう、コレ。
ちょっと気になっています。
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