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Case Study - No,32「仕組まれたレッスン」

【スピリチュアル・カルテNo.31】Yさんのケース

なんでも好き嫌いなく、どんなものも食べる人はいるが
偏食や好き嫌いのある人にとって、
何故その食べ物が嫌いなのか、受け入れられないのかを、
好き嫌いのない人に説明するのは難しい。

今でこそアレルギーの問題があるので、
理解を求めるのが困難と判断したときには、
「アレルギーで…」と一言説明すれば済むことも多いので、
嘘も方便ということで、そのように収めることもありかと。

かくいう私自身もかなりの偏食。
不愉快なことに相当な偏食だった父に似てしまった。
苺や西瓜、メロン、葡萄、桃、パイナップルなど、
ほとんどの果物が絶滅に近いほど嫌いだし、
同じ食材でも調理方法ひとつで食べれないものもある。

ただ、その食材が苦手だというのは、
本能的な反応というのがあることも否めないが。
(自分の体に良くないものを味覚が拒絶している)

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して、食べ物の好き嫌いや苦手意識で言えば、
たまにその食材が原因で死亡(但し過去生)した結果、
どうにもその食材に拒絶反応を示してしまう、
という人もいたりする、時折のことだが。

前にもどこかで書いたことがあるかも知れないが、
毒キノコにあたって酷い腹痛と下痢で亡くなった経験があり、
今生では椎茸がどうにも嫌いでダメという人もいるし、
カードという食べ物が好物だったものの、
一気に食べ過ぎて死んでしまったが故に、
見るのも嫌いになり、食べるとアレルギー症状を起こす、
という人もいたりする。

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話を戻すと、
その食材が嫌いである理由・・・
例えば、キノコ全般が嫌いな友人曰く、
こんなカビ臭いもの、臭くて食べれないという。
納豆が苦手な人、牡蠣やチーズなどのクセのあるもの、
羊肉がダメとか、雲丹や葱や辣韭はどうにも、とかとか・・・
臭いや舌触り、見た目や食感に至るまで、
受け付けない理由は人それぞれ。

私もかんぴょうはゴム紐みたいなものだと思うし
高野豆腐はスポンジを食べているようでイヤだ。
山芋や里芋、オクラ、メカブのヌメヌメは気持ち悪い。

嫌いな人同士では嫌いな理由がよく分かるが、
その食材が好物だったり、違和感なく食べれる人には、
その理由はなんとも理解しがたいものだったりする。

そして、その食材の匂い、存在などに対して、
嫌いな人というのは、過敏なほどに敏感なんである。

また、嫌いなもの、
おのが苦手なものに対して敏感に反応するセンス…嗅覚は、
時として、物質としての対象だけでなく、
視えざる対象をも察知する能力にも発揮されることがある。

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「説明が難しいんですけど、
 ある特定の人たちが残した形跡といいましょうか、
 その・・・彼らがいた気配というのか、
 残り香のような・・・でも、実際の臭いではなくて、
 ・・・そう、つまり、彼らが去った後で、
 後に残っているもの、その「何か」がどうにも耐えがたいんです」

Yさんに取って、「それ」が急に気になり始めたのは、
高校を卒業した後だという。

以来ずっと、この他人には説明しがたい生理的反応に悩み、
身内にもまったく理解してもらえないという状況において、
精神を疲弊させる年月を送られていた。

「それ」が本物の臭いだったなら・・・
不特定多数の人が「悪臭」と捉えるような、
多くの人の共感を得られる「臭い」であったなら、
原因ははっきりしているので、
こんなにも悩まされることはなかったろう。

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「嗅覚が敏感なのね」と同情されることもあるだろうし、
マスクをするとか、気分転換に嗅ぐアロマを常備するとか、
対策も講じれるわけで。

けれども、Yさんが拒否反応を起こしているのは、
彼らが発する「臭い」といった、
誰しもが五感でキャッチ出来る、不快指数の元ではなく、

彼ら・・・がその空間に置き去りにした「モノ」なのだ。

ちなみに彼らたるある特定の人々とは誰か、というと、
そのものズバリの用語は言わず、「レゲエの人」
と言えば、判る人は判るかと。
実際、彼らがそのような境遇に置かれてしまった背景に
同情はしても、入浴をしない彼らの「臭い」に関しては
誰しもが歓迎せず、正直迷惑に思うことも多い。

ただ、Yさんの場合、異臭をまったく放たない、
単なる不審者というか浮○者っぽい人も含まれていて、
「悪臭」に対してのみ反応しているというわけではなかった。
けれども、逆にそのせいで、彼らのような人に対する
「差別意識」を自分は持っているのかと、
ずっと自分自身を責める気持ちをも抱えていた。

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Yさんは確かに霊的に過敏な人の部類に入り、
話だけを聞いて判断するならば、
彼らが身にまとっている独特の「氣」の波動や
彼らが創り出したマイナスの「エレメンタル」をキャッチして、
それに対して反応しているのかと、単純に考えた。

困ったことに、路上生活をする彼らの人としての波動は低く、
ネガティブエレメンタルはおろか、たくさんの低級霊や
動物霊に憑りつかれている人も少なくない。
ある意味で邪気製造機みたいな人もいるのは事実なので。
(中には山下清みたいなピュアな人もいなくはないのだが・・・
それはしごく稀なこと)

なので、
その彼らが置き去りにするエレメンタルや動物霊たち、
その空間を「汚して」いった空気が耐えられないのかと、
そう考えるのが正解のような気がした。

ところが、

彼女の情報を読み取ってみると、意外な事実が視えてきた。

まず最初に、彼女の過去生の情報がビジュアルで・・・
北アメリカのどこかの牧場、雰囲気的には西部開拓史あたり?
大草原の小さな家とか、あんな感じの素朴な服装。
そこでさほど大きくはない農場をやっている若夫婦がいて、
奥さんのほうがYさんのようだった。
小さい子供、男の子と女の子が二人いて、
生活は決してラクではなく、なんとかギリギリやってる感じ。
決して数は多くはないが、牛もいて、馬もいて、
けどメインはあくまで麦?とか穀物の栽培のほう。

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