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エレメンタルについて~後半

たった今、望みが叶ったほうがずっと楽しいと思わない?
みんなが実現することを100%信じさえすれば
たった今…! この瞬間にも夢は必ず叶うのよ
                                                    by 「天使の棲む家」有吉京子

さて、エレメンタルの創られ方については、簡易な説明を前半に書きましたので、その続き。

それぞれの身体の中心部にて創られたエレメンタルは、いったん体外へと放たれることになります。主として、それは額・眉間のあたりから。最初は1ミリにも満たない、それよりも小さいサイズののようなものとして誕生するのですが、眉間のところからムニュッと出てきて、外に出た途端、少しずつ大きさを増して、形骸を成していきます。おそらく、この様相を知覚出来た人が、額に第三の眼が存在するとして図象化したのでしょう。

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そして、ツタンカーメンの黄金のマスクに象られたものも、エレメンタルが額から出てくるところを模したものとも言われています。実際、生クリームの絞り口からニョロニョロっと出てくるようにも見えるエレメンタルは、出てくる途中過程においてはこのように視えるものです。最初はとても微細な大きさの種のようだったものが体外から出た瞬間に、どんどん大きく膨らんで、何かの形になっていく様相が視えた日には、皆さんきっと卒倒なさいますよ。エレメンタルは綺麗なものばかりでは無いですからね。

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ほとんどのエレメンタルは、そのように額の出口から出ていきます。ですが、言葉(声)として発生したエレメンタル。これは口から出ていきます。まさに「言霊(言魂)」です。攻撃的な悪口は剣やナイフなどの刃物の如く、矢の如く、そして機関銃の弾の如く、そのような形をしていて、大量に勢いよく口から飛び出していきます。

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美しい言葉は美しいものとして、普通の言葉はまぁそれなりの形。

稀に目から出ていくエレメンタルもありますが、とても例外的なもので、それを見れた人にはそのようなエレメンタルを放った人のことを「邪眼(イービルアイ)」の持ち主として見なしたに違いありません。

また、頭頂部から出ていくエレメンタルもあります。これは大体、特定の誰かに向けられた怒りのエレメンタルで、「怒髪天に来た」「頭に来た」とまさに言われるように、相手を「許すまじ!」みたいな状態で、打ち上げ花火かスカッドミサイルのごとく放たれるものです。怒りが原動力ではあるものの、欲望思考型エレメンタルではなく、思考欲望型エレメンタルでクンダリーニエネルギーがそこに加わっていたりする場合には、呪いのような即効性のある結果をもたらすことが多々あります。ようするに破壊力のあるエレメンタルが出来るってことです。

こうして体外へいったん出たエレメンタルは、自分が創られたことの目的を果たすために外界を彷徨うことになります。旅をすると言ってもいい。その旅の時間はまちまちで、数時間、数日、あるいは数か月、数年。下手したら何十年、何百年と言う場合もあります。※但し、肉体の動作から創られたものなら、さほど時間を置かずに体内へと戻ってきます。

そして、創られたエレメンタルは必ず自分の生みの親であり、創造者であるその人の元に戻ってきます。仮にエレメンタルが旅している間にその人が死んだとしても、生まれ変わったその人の元に戻っていきます。何故なら、エレメンタルと生みの親との間にはエーテルコードという繋がりがあるからです。これは人間が切ることは出来ません。

他人に対して攻撃的に放った言葉としての言霊もエレメンタルですので、当然、その言葉を言った誕生主のところに帰ってきます。7倍になって。すべての想い、思考も、行動も全部、7倍になって、親であるその人の元に必ず戻ってきます。その縁は切れることはありません。

戻ってきたエレメンタルですが、帰ってきた時には大きさは7倍になっています(法則として)。で、出ていく時は額・眉間からですが、体内に戻る(入る)時には、後頭部の頭蓋骨と第一頸椎のところ(神の口と言われるボンの窪のチャクラ)から入ります。そして、体内に無数あるエーテルセンターの中でも、データのアーカイブとしての7つのディスク(チャクラ)に分割して格納されることになります。

※但し、肉体の動作に関するエレメンタルは、筋肉に直接配置されることも多い。また、当人が創ったエレメンタルでは無く、他者意識が創ったエレメンタルを寄生者として吸引・吸収してしまった場合、体外のエネルギーフィールド内、あるいは体内であったとしてもディスクでは無い別の場所に居座らせてしまうこともある。

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自由はねェ あなたが自由だと思えば
もうその瞬間からあなたは自由なのよねェ
相手が変わることを期待するんじゃなくて
自分がどうなりたいか…を100%信じることよ

さて、7倍と言うのがどういうことかと言いますと…

エレメンタルが目的を果たすための十分な大きさと力を持った状態が、7倍に育った状態という事なんですね。

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倍返しでは無くて、7倍。

何か対象物を見て、誰かがそれを「欲しい」と思ったとき、それは感情的反応(欲望)であるので、その瞬間に4次元にエレメンタルが誕生します。そこに「どうやって手に入れられるだろうか」などと言う様々な思考が五次元の身体を通して加わることで、欲望思考型エレメンタルが出来上がります。その欲望と思考の在り方で、エレメンタルの目的が決まります。「欲しい。けど現状ではお金無くて買えない」のか「欲しい。どんなことをしてでも手に入れたい」「欲しい。どうすれば買う事が出来るだろうか」などなど。

そうした欲望と思考の在り方により、エレメンタルの質と目的が異なりますから、体内から体外へと放たれて、旅をしている間の育ち方も異なるので、当然戻ってきたときに具象として現実化する現れ方結果も違ってくるわけです。

ちなみに旅に出たエレメンタルは自分と同質の波動を持つエレメンタルと引き合い、結合して大きくなっていきます。

このようなエレメンタルの働き、仕事そのものが「引き寄せの法則」でもあるわけです。

このエレメンタルがその人の人生で起きることのすべてを決定づけ、運命というものを創りだしているのです。そして人の性格、パーソナリティというのは、その人が創ったすべてのエレメンタルの総合計、総量そのものです。もちろん、7倍に成長して戻ってきたエレメンタルを含みます。

この辺りは運命の創られ方にも以前書いてますので、省略します。

いいこと教えてあげましょ!
ほんとにもし!
世界中の人か自分を100%好きになれたら
この地上は天国になるのよ

本当はね みんな遊んでいるのよ
この世の中でみんなゲームをしているの

楽しいゲーム 辛いゲーム 悲しいゲーム
みんなそれぞれが自分で選んでね

だから…そのゲームがもういやだと思ったら
ただ手を放して そこから出ればいいだけなの
はじめるのも自由なら やめるのも自由よ

            by 有吉京子「天使の棲む家」

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さて、エレメンタルですが、様々な種類があります。と言うか、種類によって与えられた俗称があると言う感じでしょうか。

まず、これまでに説明した、行動や言葉、感情(想念)、思考としてのエレメンタル。これらは同時に記憶・記録データでもあります。その人の人格を形作っている要素ですね。

次に3つの身体を使って生きた人物のすべてのパーソナリティとしてのエレメンタル。ようするに肉体の形骸(姿形)としての記録でもある。過去生としてのエレメンタルのこと。これはその人生を終えて肉体を離れる時に、その人生の肉体の記録として創られることになります。今現在、リアルに生きている人格を今生の人格として考えたとき、今生の人格は3つの次元(3界)に身体を持って存在していますが、過去生のパーソナリティは4次元と5次元に存在するエレメンタルなわけで、それそのものが記録データとしてのエレメンタルでもあります。

ちなみにこのパーソナリティとしてのエレメンタルにその人生で創られたすべてのエレメンタルが帰属していますが(繋がりを持ってる)、この過去生パーソナリティとしてのエレメンタルの中に、そのデータとしてのエレメンタルが内包・格納されているわけではありません。ちょっとここ、解りにくいかも知れませんね。

とある人生で創ったデータたるエレメンタルは、本体としての私たちの魂(7次元)にいったん収納(格納)されることになります。そして転生する時に、一部が新しい身体に既存のデータとして、持ち出されて使われているといったところでしょうか。カルマのレッスンとしてのエレメンタルはまさにそれですね。

※本体としての魂が実家だとしたら、独立で単身生活を送っていたところが今生を生きている人生で、そこから実家にすべての荷物を引き取ってもらって、また別世帯として独立するときに必要なものを持って再び独立するというような感じですね。※あくまでイメージとして

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そして、生霊や幽霊と呼ばれるもの。これらもエレメンタルです。幽霊とは通常、幽体と霊体すなわち、三次元の身体たる肉体が死滅して、四次元と五次元の身体の二つの身体だけになった状態たる存在のことを言うのですが。人々の思念が、幽霊の形骸を持ったエレメンタルを作り出すことがあるのです。大体において、複数の人の思念がミックスされて創られることが多いです。例えば「あそこに幽霊がいる」と誰かが考えて、イメージして、それらが複数の人に伝わって、みんなが同じ場所や特定の対象物に意識を向けることで創られてしまいます。

だから、ちょっとややこしいです。けれど、人が創ったエレメンタルとしての幽霊と、三次元の身体を亡くしただけの幽霊とでは、輪郭というかその形骸に明らかな違いがあるので、区別するのはさほど難しくありません。

生霊も人が創ったエレメンタルです。親であるその人の姿をしたもの、他人の姿かたちをしたもの、動物のかたち、虫のかたち、想像上の生き物のかたちなどなど、その形は様々です。特定の相手に呪術や恨みや怒りの感情から攻撃を仕掛けるもの、執着からストーカー化しているもの、憑き物筋の動物霊など。悪魔のようなもの、意図的に呪いの道具として創られたもの。

生霊と言う言葉は、創った当人にも他人にも害を及ぼすネガティブなエレメンタルのことを主として指していますが、人が創り出すエレメンタルはそればかりではなく、当然ポジティブなものも多く存在します。家や相手を守ろうとする護法童子や座敷童のように創られたもの、主の側にいる死んだペットの残留思念などなど。自分や他人の幸福や平和を願う、祈りや愛、思いやりや善意、純粋な信仰心から創られた神や仏のエレメンタル、天使のエレメンタル、神仏の使いとして創られた動物の形をしたエレメンタル(神狐、白蛇、天狗、龍)などなど。想像上の架空の存在としての動物にしても、良い働きをするエレメンタルはたくさん存在しています。

妖怪や妖精もまた、エレメンタルです。ついでを言うと、ネッシーもねww

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祟りのように家系そのものや家や場所に災いを成すものも、エレメンタルです。そしてたくさんの人の想念が合わさったものは、グループエレメンタル(集合体無意識)と言います。家単位や村単位、土地や場所、国や民族、集団(グループ)や社会で創られるものなど、グループエレメンタルも様々です。これらはいい意味でも悪い意味でも、そこに属するたくさんの人に影響を与えることになります。

さて、個人が創るもの、大勢の人が意図的あるいは無意識的に力を集合させた結果創られてしまうもの…人が創るエレメンタルは目的に応じて様々ですけれど、エレメンタルを生み出すのは人間だけでは無かったりします。

まず大天使たち。彼らは創造主の手足として、三次元・四次元・五次元含めて、すべての次元(12次元)に存在する物質(宇宙)を含むものをマインドという超素材を用いて創っています。それが彼らのお仕事。人間の個人的な願いを叶えたり、安全を守るガードマンのような仕事が彼らの仕事なのではありません。彼らはこの世を創っている存在なだけです。で、彼らは自分たちのコピーとしてのエレメンタル(クローンみたいな天使)を創ったりはする。あくまで仕事のための人出・人材として。そして、生命としての動物、昆虫、魚、微生物など、それらも創っている。これは人が創るエレメンタルとは明らかに質の異なる、完璧なエレメンタルです。

で、前半に私たち人間は、7種類あるエレメンツのうち、4種類しか使えないと書きましたが、大天使たちは7種類全部使いこなすことが出来るわけです。だから、大天使たちが創るエレメンタルと私たち人間が創るエレメンタルは、完成度がまったく違うわけです。

また、大天使のうち、トウロンズの階級の4人の存在は私たちの兄弟でもあり、4元素そのものとして私たちの身体の中に存在することで、この身体を組成修復してくれているのです。はい。私たちの3つの身体を創っているのは大天使たちです。別に願望を叶えてくれるためにいるわけではなく、あくまで身体を創って維持管理してくれているだけです。肉体そのものは素材として、私たちに貸し出され、提供されたものですから。※ルシファーのコピーとしてのシャマエルが物質としての素材たる土台

守護天使と言う考え方は、人間目線による幻想でしかありません。と言うか、初期の教義においての解釈の誤りでしょう。

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エレメンタルを理解しないことには、私たちの運命や人生の成り立ちを理解することは難しく、またエレメンタルを説明するのには、あちこちの角度からの説明が必要になります。だから簡単に説明するのがとても難しい。

とりあえず、五次元及び四次元にて誕生したエレメンタルは、その下の次元である三次元で現実として顕現されるための存在であり、必ず具現化される法則があります。だから、エレメンタルを創るという行為…想う事、考える事、言葉にする事、行動する事…これらには注意深くならないといけません。

私たちが毎日出逢う現実、自分の運命として経験することになる未来は、その人自身が過去から今現在において、親としての自分が生み出したエレメンタルによって顕現され、体験していく世界なんですね。どんな未来も、自分が種をまいた結果なんですね。その人の運命を創造しているのは、いつだってその人自身です。みんな自分が望んだこと、生み出したエレメンタルです。

Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits; for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

by マザー・テレサ

私たち人間は、12次元のうち、下位の次元(6次元以下の分離の世界)に降りてきた存在です。全体性(ワンネス)の絶対充足の中から、一筋の光となって、それぞれが最終的に人間のイデアを通過し、「人間/霊=魂=人」と言う個別の意識を持った個別の存在となったその瞬間に、私たちは絶対充足から離れ、創造主的な万能の力を失いました。

すべてを所持していてなおかつ何でも生み出すことの出来る万能の神が、何も生み出せない無力なただの人と成った瞬間です。

この段階の私たちは7次元にあります。本体としての私たちの魂

その代わり、私たちは個別の存在として、自由に生きるという権利が与えられました。それぞれが自分を表現する自由を。何も出来ない状態から、様々な経験をして、創意工夫して何かを生み出したり、何か出来ること、スキルを身に着けていく…自分の才能や技術を磨いて、出来ることを増やしていくという経験をする冒険、それらを楽しむ自由。

で、この魂は5次元・4次元・3次元に思考・感情・肉体としての身体を合わせて所有し、そこに自らを投影して仮のパーソナリティを生きています。目的は個別の存在としての人生を楽しみ、様々な経験をし、神としての自分の創造性・個性の特色をカラーとして、現実と言う3次元のキャンパスに描いていくこと

それはさながら、私たちがゲームをするかのよう。画面の向こう、バーチャルな空間に存在する自らのアバターを用いて、あらゆる冒険を通してスキルを高めて、目的を遂げていくかのように。本体としての私たちも、この3次元にて、今生の自分という役柄、人生を投影しているだけなのです。

このゲームの終わり最終目的地は6次元の身体が育ったとき

話戻りまして、この無力となってしまった私たち、無から有を生み出すことが出来なくなった、ただ人になってしまった私たちに与えられた(有なるものをさらなる有へと加工して)人生を創造していくための唯一の道具が、エレメンタルなのです

だから、私たちはこのエレメンタルを駆使して(上手く利用して)、自らの人生を有益に生きる必要があります。自らが生み出したエレメンタルに振り回されるのではなく、エレメンタルを創りだす力、そして賢く創り出して有効活用することで、自らの人生を切り開いていく力やノウハウ(智慧)を身につける必要があります。そのことについて語られたのが、本来の秘教的な伝承、教義でした。ですが、正しく伝えられることなく、曲解されたり、誤って伝えられてしまっているのが実状だったり。

とりあえず、簡単にざっくりとまとめて説明してみました。

エレメンタルは死にません。と言うか、一度創ってしまったエレメンタルを滅する力は人間にはありません。なので、その人(周囲や他者)の人生に害を与えるエレメンタルを創ってしまったらどうすればいいのか…という話も出てきます。その辺りに関してはまた、別途まとめてみます。とりあえず長くなってしまったので、いったん切ります。

何か質問とかあります方は、コメントまで。

~ うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと ~ by 江戸川乱歩

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タロットのマジシャンのカードの本来の教義的意味は、「四大元素を用いてエレメンタルを創り、人生を創造していけ!」です。

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