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内省とエクササイズ~エレメンタルの整理整頓と対処法

さて、「エレメンタルについて」の前半・後半に分けて、エレメンタルがどういうものであるのか…ざっくりと説明しました。

エレメンタルは死なず。そして、それを創った当人と同じく、巧妙な知恵を持っています。しかも、ネガティブ・エレメンタルはとても狡賢くて、狡猾に生き抜こうとすると言いますか…自らの誕生して存在する目的を何が何でも遂げようと粘り強く頑張ります。自分が殺されて(無視されて)たまるかとばかりに、悪魔の囁き(誘惑の罠)をノイズのようにその人の意識にあれやこれやと刷り込んできます。大体においてネガティブ・エレメンタルと言うのはエゴイズムと共にあります(と言うか、エゴイズムから生まれたもの)。他のネガティブ・エレメンタルたちと結託して、主であり親であるその人を支配しようとしてきます(まるで、総会屋か乗っ取り屋)。

ネガティブ・エレメンタルはその人の性格の悪い部分(邪悪)であり、欠点であり、人生の破壊者(シャドウセルフ)で痛み(トラウマ)そのものです。

ネガティブ・エレメンタルを生み出す源と言うか、背景にあるのは分離(孤立)に対する恐怖(怖れ)であり、そこに基づくエゴイズム的反応です。愛されたいのに愛されないことに対する不満、自己尊重されないことへの怒り、不安、被害者意識、見栄や傲慢などの歪んだ自己認識や利己的な自己愛。罪悪感や嗜虐的な厭世観、自滅的な自己嫌悪と自己卑下、自己不信感と言った自己否定の感情の根源であり、自らをジャッジし、貶めて、自らの力を奪い、失わせる癌細胞のようなものです。セルフイメージを果てしなく低くして、自らの生みの親であるその人をネガティブ・エレメンタルの奴隷へと至らしめます

「じゃあ、『人間の力では死滅させることが出来ない』と言うのであれば、その人自身や周囲に災厄をもたらし、人生の邪魔をする有害なネガティブ・エレメンタルを創ってしまった日には、あるいはそういうものを過去に創っていたならば、どうすればいいのか?」という話になるかと思います。

ぶっちゃけ、ネガティブ・エレメンタルと戦っても勝ち目はありません。戦うだけ無駄と言うか、まず勝てません。戦うことは考えない方がいいです。

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なので、まず無視すること。意識を向けないようにすること。自分の中にあるネガティブ・エレメンタルが反応してしまったときには、自分のエゴイズムを刺激するその事象や人物から、まず物理的に離れることが肝心です。刺激する出来事を直視せず、悪魔の囁きに耳を傾けず、他の事物に意識を向けてみること。何か無関係のことを考えたり、別のことに意識が集中できる何かしらの行動を取ったりすることです。そして、それを習慣づけること。

例えば、昔の不愉快な出来事を思い出して、イライラして、怒りが再燃焼してしまった時には、「よし、掃除をするぞ!」と…汚れを落とすことを第一に考えて、家中をピカピカに磨き上げる習慣を身に着けるとか。怒りを覚えると掃除をしたくなる…という方向性に(怒りで生じた)エネルギーを転換するわけです。これは建設的な行動習慣になります。

とは言うものの、そんなに簡単なものでは無いですけどね。その感情の元となった体験の種類や傷の深さにもよりますし…

なので、上記のやり方が通用するのは一部のエレメンタル、軽度な悪習慣に対してですね。根深いものに関しては、専門家の手を借りるなど、他者や周囲の協力やそれ相応の年数が掛かることを覚悟して、腰を据えて気長に取り組むべきです。焦って短絡的にどうこうしようとするのは、無謀とも言えますので。

エレメンタルへの対処法としては、供給しているエネルギー(エーテル・バイタリティ)を断ち切ること、ミイラ化して力を奪ってから倉庫に押し込む…この習慣化して使っているネガティブ・エレメンタルとは別の対抗馬としてのポジティブ・エレメンタルを創り(書き換えとも言う)、そちらを使うようにする…それだけです。エレメンタルを消滅させることが出来るのは、大天使と創造主だけです。

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まずは、過去のものをどうこうしようとするよりも…今まで創った大量のエレメンタルのことはいったん脇に置いておいて…今現在リアルに創り出しているエレメンタルの質と量を変えていくことを優先すべきです。

これには内省とエクササイズ(特定の瞑想)が有効です。

まず、日常的に使っている言葉を変え、習慣的になっている行動を改めていくことです。そして、エクササイズを通して波動を切り替えて高めていくこと。それによって低い波動のエレメンタルを使用する機会を減らしていく…これを根気強く続けること。最低でも3週間から28日(約一か月)続けると、波動に変化が見られます。3か月続けると明らかに、波動の質が上がっていることに気づけるはずです。

エレメンタルは使用すれば使用するほど、大きく成長し、強力なものへと育っていきます。何故かというと、読み込むたびにエネルギーであるエーテル・バイタリティを供給・消費する必要があり、それを栄養として得ることで、大きく育つからです。ちなみに、エレメンタルは日常的に使用せず、所持・保管しているだけでも、エーテル・バイタリティを消費します。例えるなら、管理費と言うか待機電力のようなものですね。また、ネガティブ・エレメンタルとポジティブ・エレメンタルではそれを創るときには勿論、読み込むときのエネルギー消費量も異なります。ポジティブ・エレメンタルは低燃費の省エネ家電のようなものですが、ネガティブ・エレメンタルは燃費の悪い、やたらと電気代を大量に食ってしまう古い家電のようなものです。

エーテル・バイタリティが不足すると、霊的波動も下がりますから、氣を充実させておくことも肝心です。

氣の無駄遣いを極力避けるために、十分な睡眠と休息を取り、精神的な安定を環境的に自分に与えること、新鮮で質の良い食事を取ること。瞑想や呼吸法などで心の平穏を保つこと、ヨガやスポーツ、ウォーキングなどで身体を適度に動かすこと、外に出て太陽光や自然の風を全身に浴びること。そのようなことが、氣の充実を促します。

波動を上げるためには、楽しいこと、心がドキドキ、ウキウキ、ワクワクすることをすること。大好きなこと、夢中になれることに没頭すること。愛するものに囲まれて過ごすこと。気持ちが満たされる心地よい環境を自分に与えること。自分を尊重して褒めてくれる、自分アゲをしてくれる人たちと過ごすこと。肉体を癒すことをすること。心が優しくなれる状況を自分にギフトすること。たくさん笑うこと。大きい声を出すこと、歌うこと…などなどが有効です。

と言うように、とりあえずは波動を極力下げないように、低い波動のネガティブ・エレメンタルを起動させないよう…刺激・反応させない状況を保つように心掛けることが肝心です。

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そして肝心の内省。日々のエレメンタルの書き換え法ですが。

【言動の書き換え】
①今日話した言葉で、言うべきでは無かったのに言ってしまった言葉は何か
②今日話した言葉で、言うべきだったのに言わなかった言葉は何か
【行動の書き換え】
③今日行動したことで、行うべきで無かったのに行ってしまったことは何か
④今日行動したことで、行うべきだったのに行わなかった行動は何か
【思考の書き換え】
⑤今日考えたことで、考えるべきで無かったのに考えてしまったことは何か
⑥今日考えたことで、考えるべきだったのに考えなかったことは何か
【想念の書き換え】
⑦今日思ったことで、思うべきで無かったのに思ってしまったことは何か
⑧今日思ったことで、思うべきだったのに思わなかったことは何か

これのチェックとイメージの書き換え(新たな刷り込み)を一日の終わり寝る前の時間で行うのです。具体的にどのようにするのかといいますと…

【言動の書き換え】
①言ってしまった言葉⇒その言葉を言わなかったという状況を強くイメージする。もしくはその言葉では無い、別の言葉(その場にふさわしい、言うべきであったろう理想的な言葉)を自分が話した状況を強く思い浮かべてイメージをインプット(自分が言ったことに)する。
②言わなかった言葉⇒言った方が良かった言葉、言うべきであったと思われる言葉を自分が話した(口にした)状況を強くイメージして、インプット(自分が言ったことに)する。
【行動の書き換え】
③行動してしまったこと⇒それを行わなかった、しなかった状況、もしくは別の理想的な行動をとった自分や状況を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が言ったことに)する。
④行動するべきだったこと⇒それを行った状況、理想的な行動をとった自分や状況を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が行動したことに)する。
【思考の書き換え】
⑤考えてしまったこと⇒それを考えなかった状況、もしくは別の理想的な考えを思索・思考した自分を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が考えたことに)する。
⑥考えなかったこと⇒考えるべきだったことを考えた状況、理想的な思考を抱いた自分を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が考えたことに)する。
【想念の書き換え】
⑦思ってしまったこと⇒それを思わなかった状況、もしくは別の理想的な想念、感情的反応をした自分を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が思ったことに)する。
⑧思わなかったこと⇒思うべきだったことを思った状況、理想的な想念や感情的反応を抱いた自分を強く思い浮かべ、イメージをインプット(自分が思ったことに)する。

ビジュアライゼーションして、自分の脳裏に刷り込むようなトレーニングとエクササイズです。自分を洗脳する(自己暗示をかける)って感じでしょうか…早い話がやってないことをやったことにする、やってしまったことをやってないことにする…そのように、自分自身にニセの記憶を植え付ける作業(言い方が悪いのですが)をするのです。

この内省は、寝る前で無いと意味が無いです。その日を終えて、一日の出来事を振り返り、自らの行動や言動をチェックし、今日抱いた思考や想念を思い出しながら行います。ノートに書きながら、それをしてもいいですし、頭の中でだけ行っても構いません。寝る前で無いと意味が無いというのは、寝てしまうと記憶が曖昧になって忘れてしまう…と言うのも勿論ありますが、それだけではなく、その日に創られた出来立てほやほやのエレメンタルはそれを創った人の睡眠中に固定化されてしまうのですね。

そうですね。例えて言うなら、パンとか陶器でも何でもいいんですけど…当日は材料となる生地をこねた状態なので、まだ生地は柔らかく、トッピングや材料を追加したり、形状を変更したりが可能であるけれど、寝ている間に窯・オーブンに入れられてしまうので、翌日起きてしまった時にはすでに形が出来上がって完成品になっているから、形を変えるのにはもう手遅れってところ。取り消しが不可と言うか、そんな感じ。

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それと並行して、3つの身体のバランスを取り、波動を引き上げるための霊的なエクササイズ(瞑想)をするのがベターです。

ダスカロスの書物やサークルなどで紹介されているエクササイズで、エソテリック・ティーチングなどでお馴染みの方法ですが、上記ファイルにまとめてみましたので、宜しかったら是非実践して下さい。

これら内省とエクササイズを毎日続けることで、霊的波動も少しずつ安定して高まっていき、今まで無意識で創っていたエレメンタルを意識的に創ることが出来るようになります。(少し根気と修練が必要ではありますが)

過去に創ったエレメンタルの整理整頓(潜在意識のお掃除)も必要な作業ではありますが、まずは現在進行形で創っているものをコントロールすることが先決です。でないと、掃除をしつつ、同時にゴミを散らかし放題では意味が無いので。

そして、その人のエレメンタルの倉庫(潜在意識/深層意識)にストックされているエレメンタルの総量の、ネガティブ・エレメンタルとポジティプ・エレメンタルの比率を変えていくこと。ようするに、ネガティブ・エレメンタルが全体の80%位で、ポジティブ・エレメンタルが20%位しかない人(ちょっと極端ですが)…まあ、ようするにネガティブ・エレメンタルが全体の過半数以上を占めている場合は、とにかく新しいネガティブ・エレメンタル生産する作業をストップさせて、ポジティブ・エレメンタルを大量生産していくことで、この比率を逆転させるわけです。

ポジティブ・エレメンタルを短期間で大量に創るためには、良い言葉、言霊(言魂)をたくさん口にしたり、模範的で理想的な行動、人生を生きられているイメージに浸るとか…なりたい理想の自分を意識に刷り込んで自己暗示をかけるとかね。上記にも書いた、波動を上げるための方法などを実践するといいです。それとアファメーションなども有効です。「私は親切で立派な人間です」みたいな…自己肯定感を高める言葉を言ったり、繰り返し聞いたりとかとか。

斎藤一人さんの天国言葉「ありがとう・愛してます・感謝しています・赦します・楽しい・嬉しい・ついてる・しあわせです」
ホオ・ポノポノ「ありがとう・ごめんなさい・許して下さい・愛しています」

過去(過去生)に創った、手強いネガティブ・エレメンタルを処理するのは、そのように日常的に、習慣的に使用しているエレメンタル…今現在リアルに創り出しているネガティブ・エレメンタルを抑制して、多少コントロールできるようになったり、ネガティブ・エレメンタルの支配下からだいぶ抜け出せる土壌が出来てから取り組むのが望ましいです。

でないと、過去生のパワフルなネガティブ・エレメンタルに再び力を与えてしまい、せっかく寝ていたモンスターを目覚めさせて、蘇らせてしまうきっかけにもなりかねないから。この辺りは慎重になるべきなんですね。

過去生(前世)を思い出すこと、それらの記憶・エレメンタルにアプローチすることは、下手すると人格崩壊やそうした危険性を伴ってしまうので、それらを扱うための十分な経験と知恵と技術が必要なことから、安直に行うべきことでは無いのです。

潜在意識の書き換えみたいな、心理学的な角度での、ライトなやり方から入るのも一つの手です。セルフイメージの引き上げと言ったアプローチで。それが一番安全ですね。

過去生ヒーリングやヒプノセラピー、チャクラのクリーニングなどでエレメンタルを掃除することは有効な方法で、私もそれを行っている一人ですけれど、相手の状態を見極めて、段階を経て様子を見ながら行わないといけません。

そして、顕現化してしまったエレメンタルで霊的事象として起きていることの対処法としては、上記の解説には当てはまりません。この場合は、生霊や呪いなどのサイキカルアタックやサイキックアサルトとか、祟りとか霊的な障りとか、憑依とか、そういう場合ですね。

それから、他人が創ったデータとしてのエレメンタル。その人への邪念や意図的な攻撃目的で放たれたエレメンタルとは別の、邪氣と呼ばれるゴミエレメンタル。もしくは他人が創ったエレメンタルで、旅をしている間で波長が合ってしまって、その人の身体(エネルギーフィールド)にたまたま拾われてしまったようなエレメンタルは、これは取り除くことはそんなに難しくないです。数か月以内にくっ付いたり、取り込んでしまっただけのものならば。

但し、チャクラや体内に取り込まれて年数が経ち、当人と同化(一体化)してしまったものは、摘出にちょっと手間が掛かってしまうので厄介なんですけどね。

このようなものは即座に何とか対処する必要があります。ネガティブ・エレメンタルには違いないのだけど、緊急性を要するので、当人に帰属する記憶としてのエレメンタルでは無いと言う事で、一刀両断?と言うか、様々な手法を用いて引き離したり、親である人に差し戻し(返品)するなど、そこはそれ、冷徹に処理するだけです。

とは言うものの、波長が合って引き寄せてしまう根本原因があるってことなので、そこもちゃんと見極めて、相応の対処をしないといけません。

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てな感じで、かなり簡単にざっくりと、色んなところを端折ってはいますが、まあ、こんな感じです。説明し忘れているところもあるかもしれませんが・・・その辺りは思い出したら、また改めて別記事でまとめてみようと思います。


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