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Case Study - 番外編「愛の骸 夢の残り香⑤」

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞみる
                           by和泉式部
玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
                           by式子内親王

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さくっと まとめようと思っていたのに
気が付けば だらだらと長くなってしまいました

さて①から④の解説というかフォロー

①の人は恋愛絡みのトラブルというか
不幸な出来事により
自らに封印とも言うべき呪いをかけたケースです

一口に呪いといっても 意識しての呪術ではなく
結果的に自らの未来における
出会いの可能性を閉じてしまったというケース
他人から掛けられたものではなく
誰でもない自分自身に自らが掛けた呪縛

いわゆるトラウマからくる刷り込み
潜在意識に植え付けた自己暗示でセルフイメージ
自分は周囲の人を不幸にする人間で
恋愛とか人を好きになることを
禁止したっていうのかな…絶対不許可!って感じ

一度の人生でなく
複数の人生によって創られたものなので
かなり強力な負のエレメンタルに育ってます

だから解除するというか
手放すまでには何段階ものプロセスが必要だし
とても時間が掛かります
(うん 掛かっていますねっっ汗)

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②の前半で紹介した
心中した恋人の骸のエレメンタルを
大切に保管していて
「私は彼のもの」と
無意識に過去の恋に縛られていた元女郎さんは
単純にそういった過去の不要な荷物が
現世にこういった影響を及ぼしているよって
それを説明されて知った時に簡単に呪縛が解けました
「そんなん 要らんわ!」的にあっさりと

覚えてないから当然とも言えるけど
たぶんその時は自分たちのドラマに浸ってしまって
盛り上がっていたもののもしかしたら
そこまでの想いではなかったのかも知れません
いずれにしても一度手放した方がいいものではある
何しろいまを生きているのですから

本当にご縁があるなら
そんなもん無くたって再会できるでしょう

そしてエレメンタル処分したら
カレシ出来たし いいことです
その後のことは分かりませんが…

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後半に書いた南軍未亡人の場合は
戦死した亡き夫に対する未練とか
思い入れとかそんなんではなく

周囲が自分に対して抱く
模範的な未亡人のイメージに応えなくてはと思い
周囲の期待からくる理想の未亡人像を演じる人生で
「自分はこうあるべきだ」と創られたペルソナ
このイメージとしてのエレメンタル(被りもん)
この偽りの着ぐるみを未だ所持していて
現世に転生してからもずっと被り続けて

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