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【あなたのきっかけに】Episode 8 「舞台巡りツアーへ!!」

文=増田萌絵

※この記事は「WITアプリ」で公開された記事を再掲載したものです。

さて、今回はモモやフィーネたちが暮らす世界がどういったものなのか?
今作の舞台についてのご紹介です!
冬の時代と言っているだけ、出てくる場所は一面雪だらけです笑
防寒対策はバッチリでしょうか!?

…それでは!ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデンの舞台巡りツアーへようこそ!!

【セントラル】
モモたち人間が暮らす街。
長引く戦争で街は疲弊しており、限界を迎えつつある。
市民の多くは工場で対ヴァンパイア武器の資源になる金属の分別を行っている。仕分けされた金属はとかされ、資源として再利用される。

~増田ひと言メモ~
盆地にできた平面的な街。周りの海はずっと凍ったままで港も機能していません…郊外に出るとヴァンパイアに襲われる可能性もあるため、人々は外に逃げることもできない環境です。
なんだか、外部との接触が禁じられているように見えますね…
さらに、煙に覆われて緑もあまり見当たらず、全体的に暗い感じがします… 

【オベレスク】
セントラルの街の中心にそびえ立つのがこの塔『オベレスク』。
オベレスクには音波装置や巨大な投光器が備えられており、ヴァンパイアたちを街に近づけないようにしている。市民が働く工場は発電所に併設されており、オベレスクのための電力もそこで作られている。

~増田ひと言メモ~
ここの塔は街の象徴の一つでもあります。
工場が多くあり、黒い煙が毎日大量に吐き出され、街を覆っています。
水も工場から排出された排水で汚染されてしまっているようです…
建物も芸術を嫌う人間らしく無駄のない造りになっており、無機質な感じがしますね…

【カステルル ブラン】
ヴァンパイアたちが暮らす街『カステルル ブラン』。
彼らは文化や芸術を愛しており、豪華な組積造の屋敷に住む。

~増田ひと言メモ~
間が住む街とはガラリと雰囲気が変わりました!
芸術を愛する街というのが伝わってきます!
ヴァンパイアは翼を持ち飛行可能ですが、基本的には徒歩圏内に生活圏を作り住んでいるようです。また、貴族もおり身分の差はありますが、全体的にはどの建物も装飾が施されています。

【廃墟の街】
人間とヴァンパイアが住む街。
ここには、カステルル ブランに住めないヴァンパイアや、ヴァンパイアに感染している人間が暮らしている。
そこに暮らす者たちは、酒場で密造酒を飲んだり女と遊んだりして、退廃的な時間を過ごす。ある意味、セントラルやカステルル ブランより楽し気に見える。

~増田ひと言メモ~
人間界にもヴァンパイア界にもいられなくなってしまった人々がたどり着く場所…ヴァンパイアたちも血に飢えており、治安はあまり良いとは言えません…
ただ、戦争や厳しい規則から解放された人々は今の生活の方が楽なのかもしれませんね。

さて、人間とヴァンパイアの街を紹介してきました!
これらの絵は『イメージボード』と呼ばれるもので制作段階としては初期に作られるものです。主に監督が思い描く場所を、ここで初めて絵で表現していただきます。

そして、これらを参考に『美術設定』と呼ばれるより詳細な設定になっていきます。

ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデンの舞台を巡るツアー、ご満足頂けましたか!?
背景には作品の世界観がとてもよく表現されているので、他にも作中のセリフでは描かれていない新たな発見があるかもしれません!
そして、その世界にどっぷり浸っちゃいましょう!!

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