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『心模様』

桜の季節になりましたね。
私の住む地域では、開花はもう少し先になりそうですが、満開の桜を見るのが楽しみです。

画像の詩は、昔々、叶わない恋をしていた頃。別れの日の迫る中、当時お付き合いしていた方と、城址公園に桜を見に行った時の心情を描いたものです。

『心模様』
サクラ咲く、いにしえの古城。
その花が心ふるわせないのは
薄曇りの空の色のせいなのか。
古きよき時代の唄がながれ、
幼き日の思い出が遠く揺れる。
見上げる空は湖面にも似て
吸い込まれそう・・・
茶屋の前を足早に去り、
当てもなく帰る家を探した。
(BGM:荒城の月)

今年も桜を見ると思います。詩を書いた当時とは、大きく環境も変わりました。子どもの入学式があります。学校には見事な桜並木があります。ちょうど満開の桜、花弁が舞い散る時期になるのではないでしょうか。
子どもの成長を感じつつ、どんな心模様が映し出されるでしょう。楽しみです。

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