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『生き様』
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昔々の出来事。今でも鮮明に覚えている場面。
その日、友人の車で近くの山へ夜桜を見に行った。その帰り道、山道に緑のワンピースを着た髪の長い女性が寝ていた。車を停め友人が声をかけるが、返事は曖昧な様だった。私は、怖くて車の中で何も出来ずにいた。
そして、私たちはそのまま車を発進し、私は緑の服の女性が気になりながらも、友人に送ってもらい家に帰った。
家族に、その出来事を話しながら、警察?救急?に連絡した方が良かったのかと、悶々としていると、先程別れた友人から電話があった。
私を送った後、もう一度さっきの場所に戻り、家を聞いて女性を送り届けてきた。私が心配しているだろうから、電話した。との内容だった。
私は、友人の行動に安心した後、なぜ自分はあの時何もせず帰ったのか、緑の服の女性を置き去りにできたのか、激しく後悔した。
私は、友人の行動こそが、その人となりを示していると今でも思う。
今度、同じ場面にあったら、私は行動できるだろうか。
追いかけたい背中。
温かい背中。
見習いたい背中。
真似ばかりしていたら、ある時、「俺になりたいの?」と言われたのは、また別のお話し。。。
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