自由と孤独

そこはかとなく、自由で孤独だった。

たぶん、人生で、先にも後にもないだろな。けれども思い出して、安らぎすら感じるのはね。
孤独であるということは、ものすごい「自由」だからだ。
夜の海辺しか行き場のない生活の、波の音しかない暮らしの、経験のない人には、きっとわからないだろな。。
ほんとうの暗闇は、とても広くて、やさしくて、孤独な心にあまりにも安らかな感触ををあたえてくれるものなんだよ。
砂に、染みこむ水の、しゅわしゅわした音なんて、ヤドカリの足音、夜の生き物の気配なんて、自分も泡になりたいな、なんて。。そんな思いも、もう遠い昔になってしまったな。。

闇のやさしさに感謝。

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