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【妊娠トラブル①】順調な妊娠初期✨と思っていたら、子宮筋腫発覚!

私の妊娠経過は、10カ月間通して概ね順調なものでした。ただ一つの出来事を除いては…。タイトルにもある通り、妊娠初期(14週)で子宮筋腫が見つかったのです。子宮筋腫自体は、それほど珍しいものではありません。(気になる方は自分で調べてみてね)ただ、その発覚の仕方が、私史上最大にヤバかったのです…!

今回はゴールデンウィークに私を襲った悪夢のような出来事を振り返りながら、時系列を追って皆様にお届けしたいと思います。

《注意》私が見聞きしたことを記憶を頼りに書いていますので、医療関係の用語などに間違いがあるかもしれません。気付いた方はお知らせください。

それでは始まり始まり〜!

さあ、明日からゴールデンウィーク!…あれ?お腹痛いかも…

・5月1日 夜9時頃
ゴールデンウィークを目前にテンションが上がっていた私は、自宅でその時ハマっていたスマホのカラオケアプリで「残酷な天使のテーゼ」などを熱唱していた。すると、急にお腹が痛くなってきた。
夕食の消化不良かと思い、横になるが全く良くならず、友人と電話中だった夫に腹痛を訴え、もう一度横になる。

・5月1日 深夜
一向に良くなる気配がないので、夫に区の夜間救急相談窓口に電話してもらった。いくつか病院の連絡先を教えてもらったので電話した。
各病院に伝えたことはだいたい下記の通り。
①妊娠14週の妊婦であること
②夜9時頃から腹痛があること
③出血はないこと
一つ目に掛けたS病院は、出血がないのであれば流産の問題はないでしょう、温めるぐらいしかできることはなさそうなので、朝になったら掛かり付けのクリニックに行くのが良いのでは、とのこと。
二つ目に掛けたところはT大学付属病院。出血がないのであれば流産の問題はないと思う。もし胎盤が剥がれているとかであれば、電話している余裕はないはず。心配であれば一度来てもらえれば診察できる。もう少し様子を見て、来院するということであればまた連絡を、とのこと。その時は、朝になったらかかりつけのクリニックに行くと返事をした。
この時には痛みの箇所がはっきりしており、右下腹部にボールのようなもの入っていて、そこを力一杯握りしめられている感じ。

お腹が痛過ぎる!病院行こう🏥

・5月2日 午前5時頃
どうにもこうにも痛みに耐えられなくなったので、T大学付属病院に行くことを決断。夫が電話していた友人はタクシー運転手だったので、タクシー迎車アプリを教えてもらっていた。病院に今から行く旨を連絡し、タクシーを手配。着替えたり準備をしているうちに、ものの5分も掛からずタクシー到着。夫と乗り込み、病院まで20分くらいだったか。 
病院に到着すると、よろよろ歩きの私を見かねて、警備室の方が車椅子を勧めてくださった。
産婦人科病棟までたどり着くと、しばらく待たされた。冷や汗いっぱいかいて、まだかなー、まだかなー、と思っていた覚えがある。
ようやく呼ばれて診察室へ。最初に看護師さんの問診。それから内診台でお医者さんに診てもらった。
医「赤ちゃんは元気ですね」
私「あ、良かったです〜…」
後で夫に聞いたところ、赤ちゃんは呑気なもので、子宮の中で泳ぐように動いていたらしい。異常がないことがわかり、一安心。しかし痛いものは痛いので、診察室のベッドで横になり、血液検査のための採血&痛み止めの点滴。ふー、これで楽になるぞ。ベッドがストレッチャーになり、点滴している間の待機場所(広いスペースをカーテンで個室のように間仕切りにしている)に移動。
これで痛くなくなる…、これで痛くなくなる…。と思って安静にしていたが…、
一時間経っても二時間経っても痛くなくならねえ!
時々お医者さんや看護師さんが様子を見に来てくださる。痛み止めの点滴のお薬を追加交換していただいた。
医「どうですか〜?」
私「あんまり変わらないです…」
医「うーん、血液検査の結果も特に異常はないし…。あと考えられるのは膀胱炎かな…。虫垂炎かもしれないけれど、CT撮ったりすると被ばくの可能性もあるし…。とりあえず痛み止めと、お腹の張り止めと、膀胱炎のお薬出しておきますね」
私「はい〜…。(異常が特にないのにこんなに痛いのかよ!解せぬ!!)」
私がウンウン言っている間、夫は水を買って来たり、お薬をもらいに行ったりしてくれていた。
そして何時間経っただろうか。ついに看護師さんと共にタイムリミットがやってきた。
看「どうしますか?このまま入院されますか?9時になったら病棟の看護師の担当になるので、引継をしないといけないのですが」
私「入院したとしても、あんまり状態は変わらないんですよね…。それなら家に帰ります…」
こんなやり取りがあって、一旦帰宅することになった。
この頃になると多少は痛み止めが効いていたのか、どうにか自力で歩けるようになっていた。
夫にお会計を済ませてもらい、タクシーで午前10時頃帰宅。ベッドに倒れ込んだ。

連休は痛みと共に…

この日から約一週間、ただ痛みに耐えて寝ているだけの生活となった。
なにしろ世間はゴールデンウィーク。普段掛かり付けのクリニックも休診。新型コロナウイルスの影響による自粛期間中で、どこにも出掛ける予定がなかったのが不幸中の幸いと言えた。
何が辛いって、痛くない姿勢がないことだ。立っている時はもちろん、座っていても、仰向けになっても、うつ伏せになっても、横を向いて寝ても痛い。辛うじて痛みが軽減されるのが、両脚を伸ばして座り、少し骨盤を後傾させて、両手を後ろにつく姿勢だった。痛い部分が圧迫されない唯一の姿勢と思われたが、ずっとこれをキープすることはできない。結局、大半の時間は痛い痛いと呻きながらベッドで横になっていた。特に5月3日までは、痛すぎて同じ姿勢で寝ることもままならなかった。
5月5日までは起き上がって食卓につくこともできず、ベッドサイドにはペットボトルのミネラルウォーターを常備しておき、空腹を感じる余裕すらなかったが、食事代わりにウイダーインゼリーを摂取していた。6日になると少し痛みが引き、食欲が湧いてきたが、自分で食事を用意する力はない。その日は夫が外出していたので、初めてUberEatsを注文し、ピータン粥とトマト玉子スープを食べた。
その他にできたことといえば、生命維持と衛生管理のために最低限のこと、つまり、服薬、排泄、歯磨き、入浴、着替えくらいだったと思う。ちなみに、排泄時もかなり痛かった。おしっこでも痛かったので、排便時に少しでも腹圧が掛かったら、と想像するだけで恐ろしくなり、余計なものは口にしないようにしていた。痛みの原因がはっきりせず、モヤモヤした不安を抱えながら、ただ寝ていることしかできなかった。

そして私は、恐ろしいことに気がついてしまった。

おへそが真ん中からズレていた。

真ん中にあるべきおへそが、やや右にズレていたのだ。夫に報告すると大層驚き、「お腹の中で地殻変動が起きたとしか思えない」と一言。この時期、私は痛みで満足に睡眠も取れていなかったのだが、ウトウトすることはあり、その間、私のお腹から何か音がしていたらしい。

そして連休明け…。


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