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詩と学問

どうも、WisteriaQです。

水戸学関連の歴史書を読んでいると、度々出てくる詩作り。
大日本史編纂に従事していた彰考館の学者さんたちにとっては誰もが通る道のようみたいです。

詩の位置付け

彰考館に勤める学者さん方にとって、詩は実力の指標だったのではないのかなと私は思う。

詩の提出が仕官のきっかけに?

水戸史学会・名越時正先生監修による彰考館の歴代総裁陣をまとめた文献「水戸史學先賢傳」によると…

そのほとんどが光圀公・綱條公に詩を提出し、実力を認められたことにより、彰考館仕官のきっかけとなっている。

現代社会では芸術・創作活動が低い立ち位置にあるが、江戸時代の武士のような創作活動が実力の指針になってもいいのではないかと個人的に思う。

学問との併用

儒教を学ぶ上での必須科目である「四書五経」の勉強と並行して、詩の作成に励んだ学者さんも「水戸史學先賢傳」から垣間見れる。

学者さん方々にとっては、詩という創作活動から本業の編纂・研究事業に励んでいたということが文献を読んでなんとなく感じ取れた。

いつの時代もメリハリが大切であることが彰考館の学者さん方の行動から読み取れて良かったと思う。
今後も光圀公・斉昭公・彰考館の学者陣について向き合っていきたいと思う。


<参考文献>
水戸史學先賢傳
水戸史学会・名越時正監修

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