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ホラーと古典芸能

どうも、WisteriaQです。

「ホラー」というジャンル。
現代では映画・ドラマなどの映像作品が台頭している。
現代ならではの恐怖の描き方も良いが、古来ならではの恐怖の描写も忘れないでいただきたい。

古典芸能

幽玄の美、と称される能は古来より描かれる霊界の姿だろう。
その神秘的な舞台では、幽霊だけでなく、妖怪や神々といった異界の存在と人間との交流が描かれる。

古典芸能の中でも敷居が高いと敬遠されがちであるが、意味が分からないなりに見てみると、神秘で幻想的な世界観に惹き寄せられる。

狂言

荘厳な能とは対照的にこちらは庶民向け。
日常の一片を描いた滑稽話が多く、強張った心を癒す。

一見怪談と関係無さそうな芸能であるが、話によっては天狗や鬼といった妖怪たちが絡んでくる。
人間と妖怪のコミカルなやり取りが見られる。

歌舞伎

江戸時代では大衆文化として確立したが、現代ではエンタメというより教養のイメージが強い。
昨今、歌舞伎役者界のいざこざが目立つが、歌舞伎そのものとしての作品は見応えがある。

現代では当たり前のようにあるダイナミックな和風ファンタジーものが舞台上で見ることができたり、怪談界隈ではよく知られる古典怪談も上演される。

古典怪談を五感で感じたい時に歌舞伎を見てみるのも良いかもしれない。

日本舞踊

舞妓さんや巫女さんの舞で知られる芸能。
全て踊りで表現される。

能・歌舞伎にもある演目が日本舞踊にもあり、もちろん、古典怪談も検索すると演目として出てくる。
優雅でしなやかな踊りから精霊的なイメージがある。

シンプルに踊りで表現される為、能・歌舞伎で理解しづらい演目は日本舞踊で見てみるのも良いだろう。

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