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13 / 3.11.

数字には、意味や力がある、と思う。

例えば、

英語学習を毎日1時間続けると、
1年で365時間、学習したことになる。

365時間は、きっと、あなたの次への糧。


1日7時間、そして、残業を月5時間したら、
1年で1300時間程度、働いたことになる。

1300時間やアディショナルの60時間は、
きっと、あなたや周囲の人の状況や、社会を進める上での一歩。


3年前、ハラスメントを受けたことをきっかけに、退職し、
約1年間、転職活動をして、健全な現在があるとする。

この3年、あるいは、前職の期間は、
きっと、あなたに必要な時間になるはず。


自分が困っている時に、助けてくれた2人。
何でも話せる2人。

この2人と過ごせた時間は、
きっと、私にとってかけがえのない時間。


13年前に、突然、病気で倒れた。

当初は、現実や病気を受け容れられず、
周囲に当たり散らすことで、心の平静を保とうとした。
それでも、心の傷は広がるばかりで、一向に閉じなかった。

13年後、自分の病気を多少なりとも理解し、
その経験を糧に、次のステップへと進むことが出来た。

この13年間、否、これから先に続く時間は、
きっと、私にとって、第二の薬。欠かせない。


忘れてはいけない大切な事は、数えきれない。

しかし、人間は、忘れる生き物。同時に、忘れることが出来る生き物。

どちらの意味で捉えるか、個人に依存するだろう。

私は、忘れることが難しい人間の部類だから、
そういう面で、苦しい時も多くあった。

忘れることが、良いことも、悪いこともあるだろう。

ただ、時間は、無情なのか、同情なのか、分からないが、
私たちの身近に存在し、明確に、残酷に、優しく値を刻み、
私たちにそっと教えてくれる。


過去に感じた、喜怒哀楽を。

現在、ここに存在できていること、
一緒にいてくれる人の存在の尊さと感謝を。

将来、生まれてくるであろう者たちへの愛を。


本当は、数字に惑わされずに、
これらを日々感じていたいものだが、
私たちは、悲しいかな、忘れてしまう。


でも、きっと、頭のどこかには、存在している。

その記憶を紐とくカギに、数字はなってくれている。

そういう意味で、数字には、意味や力がある、と思う。


東日本大震災から13年。

勿論、震災や天災が起こることは、決して良いことではない。
起こらない方が良いのは、当然のこと。

ただ、、、
2011年3月11日から、13年、
その数字は止まることなく、
私たちの糧であり、
また、これから先も、糧になり続け、
別の形として、私たちから生み出され、
将来へと繋げていくものだと、信じたい。



現在、苦しい状況にある方々の心身が守られ、
一刻も早く、その状況が緩和され、癒されることを、
心から祈っております。

3月11日に寄せて。

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