他人の「言」に囚われないで
他人の「言」に囚われないでね。
嫌な言葉ほど耳に残って
「それは違う」と否定するために
躍起になるのは当然だけど
言うは易し行うは難し。
言うほうはいつでも簡単で
行うほうは大変なんだ。
相手にとっては簡単な「言」を
自分を苦しめてまで「行う」なんて
割に合わない展開だって
冷静に気づかなきゃいけない。
「あなたのそういうところ良くないと思うよ」
って親切のつもりで
押し付けられた
誰かの余計な一言を
「そんなんじゃない」
「あなたこそ失礼な人だ」
って頭の中で否定しても
「もしかしてそうなのかも」
「自分は酷い人間なのかも」
って心の底にこびりついて
自分は人に後ろ指を刺されるような
酷い人間じゃないんだって
自分自身に証明するために
ドンドンドンドン
誰にも何も言われぬように
一点の染みも無い人になろうと
狂ったように自分を磨いて
人知れず消耗していた。
でも
いくら必死に自分を磨いても
他人に苦労は伝わらない。
人の限界なんて外からは見えないから
「できたってことは、やれるってことでしょ」
って受け取って
「できないことを無理にしたのだ」
とは決して思わず
新たな欠点を見つけては
「それが終わったら今度はこっち」
とばかりに更なる改善を求められる。
これをしなければ
好きな人に失望されるという恐れも
これをしなければ
嫌いな人に非難されるという悔しさも
どちらも人に
非の打ちどころの無い人間にならなきゃ。
完璧じゃなきゃダメなんだ。
って限界以上の負担を背負わせて
必死な気持ちにさせて行く。
必ず死にたくさせて行く。
だからどうか
他人の言葉に惑わされないで。
他人の言葉で動くってことは
言うは易し行うは難しの
簡単なほうを他人がして
難しいほうを自分が
させられるってことだから。
なんで他人が簡単に発した「言」を
自分を苦しめてまで「行う」んだ?
って割に合わない展開だって
ちゃんと気づいて回避して。
言う側には決して分からぬ苦労から
自分を護ってあげられるのは
行う側の自分だけだから。
他人の「言」に囚われて
人知れず自分さえ知らぬ間に
自分を必死にさせないように。
🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸