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黒の種類

明けましておめでとうございます。
早速更新が滞ってしまいましたが…
今年は頻繁に更新できるよう頑張ります!

今回は自分がやっている制作に関係する内容になります。

自分は2022年の7月にWishbonesに入社しました。
前職は、某企業の製作部に数十年勤務していました。
職務内容については、
デザイン・組版したデータを紙へ印刷し納品するのがメイン業務でした。
印刷の工程も一体化している会社だったので、
印刷工程の苦情が直で来ます。

そんな環境だったためか、
印刷工程を意識するデータ作りに特化してたなぁ…と
自分でも思いますし今もその癖が抜けてないところはあります。

そのうちの一つが、黒の表現。

印刷の専門的な話になりますが…
印刷に適したCMYK下での
黒の表現方法は何パターンかありまして

■スミベタ(K100)

■リッチブラック(CMY各40%程度+K100)

■4色ベタ(CMYK全て100%)

おそらくこの3パターンになるかと思います。

以前の会社では黒といえばスミベタことK100一択でした。
なぜかと言うと、印刷工程の人たちに嫌がられるからです…。
インクの乾きがとか…版ズレがとか…裏移りがとか…
印刷する人たちはあまりスミベタ以外の表現は
お好みではないと。

平和解決にはスミはKのみ。

ただ、Kしか入っていない黒って…ちょっと薄い印象があり。
画像と併用でもしない限りはK100でなんら問題はなく
そんなに困らなかったのですが…

Wishbonesに入社し、環境が変わりまして…
印刷工程がなく、そして企業案件よりも自由にデザインができる環境に
なりましたので…やっぱり黒は濃くしたい!
写真と組み合わせるデザインも多くK100だと黒がパキッとしないというか
とにかく

K100ではない!と…あるデータ制作時の入稿データにて、
賭けで4色ベタを選択しました。

全てCMYK全て100%なんてやったことないので
俺はやってやったぞ!と息巻いていたのですが…

速攻クライアントより指摘が入りダメでした!

ですよね…こいつは何も知らねーのかと思われたかもしれませんが
印刷屋はどこも変わらないということで…

後工程には優しく、クライアントには可能な限り厳しくを
モットーに仕事していますので即修正。

ただ、今までと違うのはK100にはせず、
リッチブラックに変更し、再入稿したら
特に戻しもなくしっかり印刷されていましいた!

これは自分の中では今までにない動きで
スミベタの向こう側に少し前進した気がしました!

何の話かわからないと思いますが
そう言うのも大事な要素だと思っていますデザインって。

こだわりの黒で仕上げた作品をこの目で確認!

こだわりの黒を使ったお仕事お待ちしております!
詳しくはWEBよりお問い合わせください。

https://www.wishbones-japan.com/

引き続きよろしくお願いします。

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