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大学時代のバイザーからの言葉

大学の時の実習のバイザーに、「あなたがこの先この職業を選んだとしても、常にすぐ傍の道には別の選択肢があることを忘れないでね」と言われて、当時は?だったのだけれども、

今となっては、自己納得強度のある物語は自身の歩みをエンパワメントしてくれるけれど、常に仮組みにしておかないと、その物語に首を絞められるよ、ということをSVerは伝えたかったのかもしれない。それほどに当時の自分に危うさをみたのだろうなとも思う。

職業の性質上、他者の危機に立ち会う可能性があるが、”危機”の裏側に顔を覗かせんとする(他者にとっての)”機会”を見たとき、引き受ける覚悟のないままに、他者の物語生成の強度を上げるような関与は抑制すべきだという価値を持つに至ったのは、自分のこのあたりの経験が影響しているように思う。

他者の物語において、”輪郭のある人物”として登場しないように振る舞うというのは、かなりの抑制を効かせないとむつかしい。自分にとっては特に。 自分への報酬として、(他者にとっての)”機会”に立ち会い、そこで紡がれる言葉の摂取を希求してしまうゆえに。

自己覚知が一筋縄でいかないのは、フレームワークもないし、自身の傷や欲望への知覚に敏感でないと、それを為すこと自体が難しいからなのではないかと思う。

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