見出し画像

収入を得るために労働すること

大人ならちゃんとしないといけないと思うのだけど、口座の残高やクレジットカードの利用額を確認どころか意識すらまともにしていない。最近は支払いを現金で行う機会がめっきり減り、散財している感覚がより希薄になっている。今のところ破産はしていないので、一応は社会生活を送れているのだろう。

お金を使っていることに興味がないと同時に、一方で、稼ぐことにも興味がない。思えば、幼い頃から自分が社会に出て働く姿すらイメージできなかった。

替わりにイメージしていた未来の世界は、人間の行うすべての労働が機械に取って代わられた世界だ。

その世界では人間は知的探求と趣味に専念できる。貨幣も意味を無くすだろう。ロボティクスやAIの最近の進歩のスピードから考えれば、そう遠くない未来に実現できる状況が整いそうな気もするが、人間の思考の方がアップデートができそうにないので、実際に達成されるのは千年後くらいになりそうだ。

幼い頃の自分は、人類にいささか期待しすぎていたようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?