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コーヒーミル

コーヒーミルを新調した。珈琲好きに言わせれば、ミルの違いだけでも味がまったく変わるらしい。そんなオカルトみたいな話、本当だろうか。半信半疑ではあったけれど、気になってしまったものは仕方がない。今まで安物を使っていたから変えるには良い機会だと思い直して買い換えを決めた。

ミドルクラスの製品で美味しくなってもならなくても、ハイクラスの製品なら美味しくなるのではと気になってしまい、追加で購入する状況になりそうだったので、最高の精度で製造されているというミルを購入した。

結論を言うと確かに味が変わっていた。変わっていたなんてものじゃない。貧乏舌の自分でも味の違いを実感できたくらいだ。激変と言っても良い。粉の粒度が均一になるだけで、香りが立ち、味の解像度がくっきりするとは衝撃的だった。その兆候は豆を挽く時からあって、ハンドルが非常にスムーズに回転するため、今まで使っていたミルがまるでママごと道具のように感じられるほどだったのだ。

珈琲が美味しく飲めて気持ちが昂ってしまった。今夜は、なかなか寝付けそうにない。

上の文章が下書きに残っていた。二十三時台には夢の中だったようだ。

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