自分の人生を振り返る(6)

 現在に近くなるので詳細は省きます。主な振り返りだけ。
 ネットで自分の正体がばれることは無いと思うが、ある程度用心。

人生って何だろう――高校時代

 高校生活はそれまでの人生からはかけ離れていた。うるさい男子はいないし、女子もみんな優しい。問題児もいるにはいたが、いじめなんてものはかけらもなく、生活しやすい環境だった。

 勉強の理解度も上がった。それ以前は教科書の内容だけである程度推測しながら、勉強したことのない範囲をカバーしていかなければならなかったが、教師の声が聞こえるだけで理解度がここまで変わるとは思わなかった。
 小学生時代から積み重ねるタイプの科目は苦手だったが、高校だけで完結する科目は成績が上がった。文字にすれば、全体で当初90位➱10位以内だったはず? 中学では30位半ばほどだったので、笑えるな。やってることは殆ど変わらないはずなのに、環境が違うだけで全く結果が変わるのだ。要らないことに能力を使わなくてよくなっただけでも違った。

 人の名前を覚えるのが苦手なので、クラスの女子全員に名前を聞かれたときは焦ったが、まあ、そこはなんとかした。嘘ではない、あれは恐怖だった。
 担任も苦手だったが、担任の姿が見えたときはすぐさま逃げたので、そこまで大事にもならなかった。担任がクラスに常駐していないのも楽だった。私という生物の習性に、自分よりも目上の生き物にはなるべく逆らわないことがあるので、頼まれたら断れない。クソだ。
 教室での一人飯も楽しかった。机を囲んで、他者に合わせないと行けなければいけない状況がなくなり、私は即座に食べ終わって本を読むことが出来た。中学生の頃の昼食時間は、無視されることもあれば、食事を取られることもあったのだ。
 昼休みに、人の名を語ってラブレターを送るようなやつもいない。慣例みたいにクラス全員で、外に出て遊ばされることもない! 解放だった。――未だに思うんだが、人の迷惑を考えないやつは私以上に頭がおかしいのではないだろうか? 私は法を遵守している。守る方がおかしいと言っている集団は社会集団としての資格を失っているはずだ。インモラルは滅ぶべし。そんな文化のせいで、私は何が正しいのかよく分からなくなるときがある――

 高校の時に困ったのは宿題が多すぎて、眠れないことだった。6時間睡眠は地獄だ。授業中はフラフラするし、テストの問題は勘違いしてミスを連発する(誰でも100点が取れる問題でいつも99点を取っていた)。
 体調が悪くても把握できないところがあるので、頭はいつもブレインフォグと戦っている。偏頭痛は無くなったが、意味の無い宿題地獄のおかげで結構消耗していた。時々大声で叫び出すこともあった――脳がごちゃごちゃしているのを整理できなくてイライラしているだけなので、たいしたことは無い。
 500円する校章が5回ほど無くなる事件もあり、小遣いももらっていない私が不満を覚えることも多々あった。たぶん、体育の授業の後で無くなることが多かったので盗まれていたと思われる。

 高校時代はそれでも幸運で、大学に行くための県の奨学金制度に受かったり(給付)――ここで親の収入が発覚62万(アホだ、生活保護レベルだ、5人家族だぞ。900坪ある土地(しかも庭だけで)が売れないせいで、生活保護ももらえない)、国立大学に合格してなんだかんだ大学に進んだ。学生寮でないと絶対に通えなかったが、それも見事合格した。
 そして、私はスマホを手に入れる。それまでネットに触れたことが一切なかった私は、文明の利器を手にした――大学はこの文明の利器が無くては出席もできない場所だったのだ!

 そして、波乱の大学生活編。
 怖くてまともに買い物も出来ず、食費に5000円も使わなかった大学1年は次回。内容は異界で生活はじめたレベルです。自分の服のサイズもよく分かってないので、まあひどいです。


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