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文字起こし【3/22グローバリストの正体を暴く!【第一弾】WEF①グレートリセットと新世界秩序とは?グローバリズムの総本山WEFの全貌に迫る!及川幸久The Wisdom LIVE Channel #114】

及川幸久氏が3/22に発信したこの動画(ライブ配信)はショッキングでした。
日本人でここまで明確な発信をしてくれる人間がやっと現れた。しかもその活動が組織的発展をしているというショックです。
及川氏は、保守派というよりも「良識派」あるいは「人間派」とでもいうべき言論人を結び付けるキーパーソンの一人でもあるようです。

動画の後半は有料のため視聴者が限られますが、無料部分はXやニコニコ生放送で誰でも視聴できます。
参考までに、無料部分を文字起こししました。(文中の見出しと括弧書き補足はwise-comによる)
前半のみでも50分超の尺であるため、文章にするとかなり量があります。文章が苦手な方は、下のリンクからアーカイブへ飛んで視聴することをお勧めします。

https://twitter.com/oikawa_yukihisa



 グローバリストの正体を暴く!【第一弾】WEF①グレートリセットと新世界秩序とは?グローバリズムの総本山WEFの全貌に迫る!

 皆さん、こんばんは。及川幸久です。今週のニコニコチャンネル、ニコ生、始めます。
 この放送はXとニコニコチャンネル、ニコニコチャンネルプラスの3つのプラットフォームで同時ライブ配信で今から行っていきます。
 前半がこの3つのプラットフォームの無料放送ということで、8時40分ぐらいまで行います。その後、3分休憩時間を取った後に、後半はニコニコチャンネル、ニコニコチャンネルプラスの私のチャンネルの会員の皆さん限定の話になります。ということで、最後までよろしくお願いします。
 今日のテーマは世界経済フォーラムの全貌に迫るというテーマですね。
 

1.「ワクチン接種者の血液を輸血できるか」

  実は昨日、私のXの方にこういう動画をアップしました。「ワクチン接種者の血液を輸血できるか」という。これを見ていただいた方、結構いらっしゃるんじゃないかと思うんですけれどもね。
 これはいつも以上にビューカウントが多かったんですけれども、要は新型コロナウイルスのメッセンジャーRNAワクチンを打った人の血液を輸血で使えるかどうかという、これが今大問題になっているのですよ。

 実は前から問題になっているんです。
 日本であまり言われていなかったんだけれども、世界では問題になっている内容なんですよね。 

日本はいつまで黙っているのか

 もうね、正直言って本当にこのワクチン問題は大変です。日本は一体いつまで黙っているだろうかというね。
 今日(2024/3/22)、国会で参政党の神谷さんが質問しましたよね。これ知っていますか、皆さん。もうこれはいい加減、せめて全国会議員700人がこれを問題にしなきゃいけない。 

 自民党もね、ワクチンを推進したからといって、これだけ被害が出ているんだから、いつまでも黙ってちゃ駄目だよ、国会議員。これはもうどうしようもない。
 今日、神谷さんが国会でこの件を言って、相当その場が騒然としたみたいなんですけれども、騒然としてる場合じゃないよ、もう。いったいどれだけ時間が経ってるのかというね。

 

生後45日で亡くなったアレックス君-米・ワシントン州-

 そんな中で、ワクチンを打った人たちの血液が輸血に使えるのかということが実は問題になっていまして、そのことを昨日(2024/3/21)Xで発信しました。
 これは、2年前、2022年アメリカのワシントン州で新生児のアレックス君という子が生後45日後に亡くなっているんですよ。亡くなった原因は血栓です。血栓だったんだけど、実は95%生存の可能性があると担当医は言っていたらしいんです。しかし、亡くなった。
 その理由は輸血。輸血したのがワクチン接種者の輸血だったんですよ。

 ご両親はその輸血に当たって、ワクチンを打った人の血液を輸血して欲しくないということで、自ら未接種者の血液を4種類用意していたにも関わらず、もちろん患者が勝手に用意したというのはあったかもしれないけど、病院側は通常の輸血用の血液を用意し、それはワクチン接種者のもので、それが原因で亡くなっています。
 
これはアメリカのワシントン州で起きたことです。 

警察と病院が強行―ニュージーランド―

 同じ時期に、この後、全く同じように新生児の赤ちゃんが輸血が必要になった。これは場所がニュージーランドです。ニュージーランドで赤ちゃんの輸血が必要になった。

 それに対してニュージーランドの政府、そしてニュージーランドの警察がその輸血に関して、病院側が用意した輸血用の血液、それはワクチン接種者のものです。それで輸血を進めると言ったんです。
 けれど両親はそれに反対(輸血を拒否)したんですね、アメリカの例を知っているから。反対したんですが、しかし、これを見てください。

 病室にこうやって警察が入ってきて、警察が結局強引に進めるという、そういうシーンが動画で撮影されているんですね。
 これは昨日のXでも出しましたけれども、もう一度見てください。 

≪X配信動画 024.3.21 ワクチン接種者の血液を輸血できるか≫

  要は、当時のニュージーランド政府はこうやってワクチン接種を強制し、それだけではなくて、病院の現場で輸血が必要な人たちの血液、血液製剤を、元の人(血液の提供者)がワクチンを打ったか打っていないか、全く関係なく使っていたという話なんですよ。

 そのときのニュージーランドの首相がこの人、ジャシンダ・アーダーンという人です。この人は絶対的に、国民には実質上のワクチン強制をしました。一方、政治家とか医療関係者1万1000人に対してはワクチン接種を免除していたんです。それが後で分かりました。

2.シュワブの弟子たち「グローバル・ヤング・リーダーズ」

 こういうパンデミックのときにmRNAワクチンを国民に実質強制する、それを激しくやっていったパンデミックのときの政治家たちの共通点があります。彼らは世界経済フォーラムの出身者だったということです。

 これがこの世界経済フォーラム、WBFのグローバル・ヤング・リーダーズと呼ばれます。
 フランスのマクロン、イギリスの当時の(首相の)ジョンソン、それからドイツ(カナダの言い間違い)のトルドー、今のニュージーランドのアーダーン。彼らの共通点は、世界経済フォーラム(WBF)のグローバル・ヤング・リーダーズなんですね。

各国の首相候補の"師匠"

 世界経済フォーラムは50年の歴史があって、20年前からヤングリーダーズといって各国の首相クラスになる人間を選抜して育成して、本当に首相大統領にしてしまった。
 そのグローバル・ヤング・リーダーズのトップ中のトップと言われてるのがこの人、フォン・デア・ライエン。EU委員長です。EUというまさにグローバリズムの世界ナンバーワンの組織のトップにいるのがこのフォン・デア・ライエン。
 この人たちは皆同じ政策をやります。この人たちの師匠に当たるのがクラウス・シュワブという人です。

 クラウス・シュワブという人が一体何を主張しているのかというのが、今日のテーマです。
 

3.悪のコア「世界経済フォーラム」

  ちょっと前振りが長かったですけれども、今日のテーマです。
 この世界経済フォーラムというのはまさにクラウス・シュワブが50年前に作った民間の国際機関です。ご存じの方も多いでしょう。ダボス会議で有名ですよね。
 しかし、このダボス会議を主催している世界経済フォーラム、クラウス・シュワブの本当の正体、本当は何を言ってるのかというのが、意外と我々は知らないですよね。
 有名になったのはここ数年だということもあるんですけれどもね、これは英語とか、海外で出されている書籍だとかの情報も実はそんなに多くないんですよ。ところが、とてつもない影響力を持っている。 

 それに対して、結論から言います。これは悪の組織です。これは結論です。グローバルリズムの悪の、その中心中の中心です。グローバリズムという悪のコアです。
 その悪の組織が今お見せしたような、まさにこのワクチンを強制して、そこからどれだけ悲劇が世界中に生まれてきたか。その源にあるのが世界経済フォーラムです。ここと世界は戦っていかなきゃいけないと思います。 

「世界経済フォーラム」を知る

 戦っていくためには、まず一体どんな組織なのかを知らなきゃ駄目ですよね。
 なので、私のチャンネルでは世界経済フォーラムとは一体何なのか。クラウス・シュワブの正体は一体何なのか。それに迫るプロジェクトを立ち上げることにしました。 

 私1人が個人的に何かネットで調べていても本当のところは分からないので、プロジェクトチームを結成しました。このチャンネルで。チームで今、調査しています。
 意外とそういうものがないんですよ。特に日本では。ダボス会議をやってるところが、一体、正体が何なのかなんて調べているものはないんですよね。
 この私のチームでこのダボス会議、世界経済フォーラムを徹底的に調べていって、海外の情報を徹底的に調べていって、このチャンネルで随時皆さんにお伝えしようと思っています。 

 今日はその第1回目です。ですから、今日1回で全部出るわけではありません。全部出せないので。
 今日はまず、このクラウス・シュワブ。
 さっきニコニコチャンネルプラスの方で「今日のゲストはクラウスシュワブだ」っていうのがありましたね。それ、いいアイデアだよね。クラウスに加えゲストをオファーしてみましょうか、オンラインで。出ませんかっていうのを駄目もとで。 

4.「グレートリセット」の真意

 それで、(世界経済フォーラムが)一体何を言っているのか。
 グレートリセットっていう言葉はすごく有名ですよね。有名なんだけど、この人が言っている本当の中核は何なのかということは、これなんです。

 これまでの「株主資本主義」が、格差拡大や環境破壊といった問題を引き起こしてきた。これは資本主義、特に今の資本主義は、株主を優先する株主資本主義だったと。これを批判しているんです。 

 じゃあこの株主資本主義では駄目で、どうすべきかと言ってるのがこれです。企業は株主の利益を最優先ではなく、従業員・顧客・地域社会・地球環境など、幅広い利害関係者(ステークホルダー)に配慮しなければならない。これがクラウス・シュワブという経済学者であるこの人の主張なんです。

 だから、今の株主資本主義というのは様々な問題を起こしていて、もう資本主義の限界だと。持続可能性がないと。
 では何を変えたらいいのか。「これだ」と。幅広い利害関係者、これをステークホルダーという言い方をしているんですね。その人たちに配慮した、そういう資本主義にしなければいけない。
 素晴らしいお考えですよね、一見。
 

「ダボス会議」はステークホルダー資本主義を世界に広める場

 これは「ステークホルダー資本主義」と呼ばれるんですけど、このステークホルダー資本主義、これは何なのだというのが世界で話題になっているわけです。
 これはFTの記事ですけれども、ステークホルダーキャピタリズム、これはいいものなのかと。

  これがクラウス・シュワブの中心的な、コアの主張だということをまず押さえてください。その上で、このステークホルダー資本主義、これを推進する場がダボス会議なんです。

 ダボス会議というのは、ただ世界中の有名人を集めている社交界ではないんですよ。
 社交界になっているんだけど、でもシュワブの本当の目的はこれなんです。ステークホルダー資本主義というのをダボス会議から発信して、世界に広めていくという。
 

 では、このステークホルダー資本主義というのは一体なのか。
 この図を見てください。これは世界経済フォーラムのホームページの中に出てくる図です。英語だったので日本語をつけました。

 真ん中にビジネスとあります。まさに資本主義のビジネスそのものです。このビジネス今の資本主義は、この上にある株主。シェアホルダーズってありますかね、この株主を最優先にしている資本主義なんだと。でも、それを(シュワブは)批判しているわけです。
 そうではなくて、他にステークホルダー、利害関係者がいっぱいいるだろうと。順番に見ると、金融機関、顧客、業者、社員、国と社会、それから世の中の経済。これは全部利害関係者なんだと。この企業のね。

 で、今まではこの中の株主だけに配慮してきたんだけど、これを全部に配慮すべきだと、こう言っているんです。
 素晴らしいですね、確かに。社員とかに配慮してあげる、業者にまで配慮、顧客に配慮するのは当たり前かもしれないけれども、何かずいぶん優しいお考えで。

 それから皆さん、覚えていますかね。今の日本の首相、岸田さんが総理大臣になったばかりのときにこう言っていました。「新しい資本主義の実現」って。
 岸田さんはちょっと表現を変えているけれども、どうもこの元ネタはこれらしいんですよ。このクラウス・シュワブのステークホルダー、資本主義。
 岸田さんはそのステークホルダーの一つである国民の分厚い中流階層を作るとかって当時言ってましたね。どうなっちゃったか分からないけど。
 こういうふうに、岸田さんにも影響していると。だから日本にも影響が来ているというものなんですね。 

 ここまでが世界経済フォーラム、クラウス・シュワブの中心的な主張だと。それがステークホルダー資本主義だということです。いいですね。

クラウス・シュワブの正体

 この前に、実はこれを広げるために、グローバル・ヤング・リーダーズという学校みたいなものを作って20年かけていろんな今の世界の首相大統領を生み出してきている。ということで、こういうやり方をしてきた、大した経営者ですよね、クラウス・シュワブというのは。 

 この正体について、実はある人物が調べているんです。海外のある人物ですけれども。
 その人の作った9分間の動画があります。その動画を見ていただきたいと思うんです。英語なので、日本語の字幕を付けました。

 ただ、ちょっと字幕を読むスピードとこの動画が早すぎるかもしれないんだけど、重要な内容なのでぜひ皆さん、映像が出てくるんだけど、この下にある日本語の字幕、これを必死で追いかけてください。これを読んでください。読んでいただくとよくわかります。じゃあいいですか。 

≪動画字幕≫

・独裁者の同時出現

 カナダの首相ジャスティン・トルドーをはじめ、独裁者は世界中で出現している。
 コロナによる緊急事態がもたらした新しいルールの下で、選挙で選ばれた多くの指導者たちがその本性を表すことになった。
 彼らは同じスローガンを唱えながら、完璧な足並みをそろえて行進した。 

 “このパンデミックは好機をもたらした”“経済は危機に瀕しているが、信じられないようなチャンスに恵まれている”“確かに大きな危機だが、同時にまたとないチャンスである”“世界をリセットする前例のない機会だ"“リセットの絶好の機械です”“リセットのための絶好の機会” 

・全員が同じ思想

 まるで全員が同じ思想の学校に通い、同じ教授の下で学んだかのようだ。 

 “この革命の特徴は人間に対するロボットの戦いだという人もいる。そして我々はこの戦いに勝つだろう” 

 クラウス・シュワブ教授は、1938年、ナチスが人道に対する罪を犯したドイツのラーベンスブルクに生まれた。
 彼の父、オイデン・ヴィルヘルム・シュワブは第三帝国のために奴隷労働者を使って戦争兵器を製造していた、エッシャー・ヴァイス・ラーベンスブルク社の社長だった。

 クラウスの父が経営に携わっていた頃、ナチ党は彼の会社に対して“国家社会主義模型会社”の称号を与えた。
 数年後、クラウス・シュワブは同社の取締役に就任し、人種差別的なアパルトヘイト政権が暗黒の時代を迎えていた南アフリカの核兵器開発計画で重要な役割を果たした。
 現在、クラスシュワブは世界経済フォーラムの創設者兼会長である。 

・世界経済フォーラム

 “もしあなたが〈世界情勢を修復する責任を背負う人々に会ってみたい〉、あるいは〈私たちをこのような混乱に巻き込む手助けをした銀行家たちに一泡吹かせてやりたい〉と思っているなら、真っ先に案内する場所はここです。ワールドエコノミックフォーラム(世界経済フォーラム)”。 

 1971年に設立された世界経済フォーラムは、国際的な民間組織であり、メンバーやグローバル企業から何十億ドルもの非課税資金を受け取っている。

 世界経済フォーラムは毎年、世界の政治家リーダーや、大手製薬会社の住宅、ハイテク業界の巨頭や、ハリウッドのセレブ、メディア関係者、インターネットのインフルエンサーといったメンバーを、スイスのダボスという人里離れた山奥に集めて会合を開く。
 スイスのアルプスに位置する小さな町にビル・クリントンやビル・ゲイツ、Googleのトップ、ヨルダン女王などが集結する。 

 ダボス会議を取材する記者は多いが、内幕にまで入る記者はほとんどいない。
 ダボス会議には2つあり、1つはオープンだが、もう一つはクローズドに行われる。営業時間が終わると何百ものプライベートパーティーが開かれ、そこで取引が行われる。公の場では一緒にいるところを見られない人たちがここで会うことができる。 

・シュワブの主張

 “殿下、閣下、各国の皆さん、未来は私たちによって築かれるのです。この部屋に集まった皆さんのような強力なコミュニティのパートナーシップによって”(シュワブの発言)
 “WUFの創設者であるクラウスシュワブ氏は世界政治を形成し、影響力を行使する能力を特に前面に打ち出し、そのことに誇りさえ抱いている”(アナウンサー)
 “私は人類の未来を形作るための手段として、グローバル・シェイパーのコミュニティを創設しました”(シュワブ)
 “そしてもちろん、グローバル・ヤング・リーダーズ・プログラムは、彼らが最終的に内閣に入り込んだときにシュワブの思想に基づいた統治ができるようにするための育成の場だ”(アナウンサー)
 “全員が予防接種を受けなければ誰一人として安全ではない”(シュワブ)

 “彼が弟子を送り込んだ国々はこのパンデミックの闇、最もディストピア的で権威的な政策を執行していた。
 他にはジャシンダ・アーダーン、セバスチャン・クルツ、マウリオ・マクリ、マーク・ザッカーバーグ、ジャック・マー、ギャビン・ニューサム、ステファン・バンセル、チェルシー・クリントン、レオナルド・ディカプリオ、サンジェイ・グプタ、レアナ・ウェン、アレクサンダー・ソロス、ジョナノサン・ソロス、ジョージ・ソロス、ロスチャイルド一族からも数人、そしてもちろん”(アナウンサー)

“さて、トルドー首相、あなた以上にこの世界を代表できる人物はいるでしょうか?”(シュワブ) 

・「グレート・リセット」とは

 2014年、クラウス・シュワブはグレートリセットを呼びかけた。

 “グレートリセットが必要だ”(シュワブ) 

 それが世界の喫緊の課題に対する解決策だと彼は位置づけた。
 未来ビジョンは彼のベストセラー『グレートリセット』に詳しく書かれている。
 彼の野望は独立国家の主権を奪い、それをトップダウンの統制、一つの世界政府、世界中央銀行が管理するデジタル通貨に置き換えることだ。 

・中国がロールモデル

 多くのグローバリストと同様にシュワブは共産主義、中国を世界の変革に当たっての模範として位置づけている。 

 “習近平国家主席を歓迎します。中国はあなたのリーダーシップの下で経済的にも社会的にも大きな成果を上げてきた。世界情勢における中国の影響力は増大しています” 

 世界経済フォーラムの創設者であるクラウス・シュワブ氏は習近平国家主席を今年のダボス会議の基調講演に招きました。
 米国が支配する一極的な支配から、中国のような新興勢力が台頭することによる多極的なシステムへの転換が始まっており、習氏の出席はその象徴である。
 シュワブ氏は語る。

“中国は多くの国にとってロールモデルになると思いますが、私たちはさらに一歩進まなければなりません。それは世界の体系的な変革です。
 人工知能、メタバース、合成生物学。10年後の私たちの生活は全く違うものになっているでしょう。そのような技術を持つ者たちこそが世界の支配者となるでしょう” 

 彼の弟子、ジャスティン・トルドーと同様、クラウス・シュワブも魅力的な研究対象だ。しかし彼もまた、経済フォーラムという自分の世界の支配者にすぎない。 

・神ではなく「我々自身とコンピュータによる」改革

“科学の進歩によって、自然淘汰による進化からインテリジェント・デザインによる進化への移行が起ころうとしている。雲の上の神によるインテリジェント・デザインではなく、我々自身とコンピュータークラウドによるインテリジェント・デザインである。
 IBMのクラウド、Microsoftのクラウド、これらの進化の新たな原動力です。
 我々は人間を大規模にハッキングする技術を持っています。つまり十分なデータと計算能力があれば、以前は不可能だった方法によって、人間が自分自身を理解する以上に人間を理解して、好きなように操ることができるのです。人間には魂や精神があり、自由意志があるという考え方はもう終わったのです。
 さて、未来の地球の支配者は誰になるのでしょうか。それはデータを所有する人々によって決定されます” (ユヴァル・ノア・ハラリ)

 RPC検査で収集された生体情報が外国勢力によって利用される可能性があります。
 米国の諜報機関がCBSに告げたところによると、中国は医療の支配を目論んでアメリカ人のDNAを収集しようとしている。中国の検査キットは中国が遺伝子データを不法に収集するためのツールなのです。
 この技術を探求しているのは中国だけではない。アメリカもこの技術に取り組んでいる。
 ホワイトハウスはコロナへの対応を終え、アメリカ人が再びコロナ検査キットを無料で入手できることを発表しました。 

“データは世界で最も重要な資産である。データを支配するものは人類の未来だけでなく、生命そのものの未来を支配する” 

・監視下での生活

 監視国家中国で生活する人々は行く先々で監視されている。あなたが何を行動するかは追跡され、あなたがどれだけ責任感があって、信頼できる人間かを示すために採点される。これはソーシャル・クレジット・システムと呼ばれる。
 信用スコアは350点から950点の間で採点される。これは〈ビッグデータ〉と〈ビッグブラザー〉の出会いであり、政府は14億人の国民を監視と管理の下に置こうとしている。 
 スコアが高い人には便益がもたらされるが、低いスコアの人は人権を剥奪される。

 映画館は信用できないと見なされた人々を名指しで辱め、その詳細や住所までをも大画面に映し出す。〈情報収集者〉は隣人の情報を密告することで報酬を得ている。最高裁判所はいわゆる不良市民のブラックリストを作成した。
 その中には高級官僚の汚職を暴こうと試みたジャーナリストが含まれている。彼は列車の切符を買おうとしたときに、初めて自分がブラックリストに載ったことに気づいたという。

“一度ブラックリストに載ると銀行ローンを組むことも、起業することも、マンションを買うことも、子供を私立学校に通わせることもさえもできなくなる”(ジャーナリスト) 

 ソーシャル・クレジット・システムを使うことでブラックリストを作ることができる。
 これらの措置は倫理的な社会を作るための〈ムチ〉として機能する。システムを批判すれば信用スコアは下がり、人生を破滅するリスクを背負うことになるだろう。

“怖いと思うかもしれませんが、慣れてしまえばどうってことありません。いずれにせよ選択の余地はないんですから”(国民)

≪動画終わり≫ 

5.「ステークホルダー資本主義」の本質とは?

  皆さん、どうだったでしょうか。今、結構皆さん真剣に字幕を読んでくださったみたいで、今私はニコニコチャンネルとニコニコチャンネルプラスの皆さんのコメントをずっと見ていたんですけれども、皆さんのコメントがものすごいんですよ。これはインパクトありますね。この内容ね。

 結局、「ステークホルダー資本主義」という言葉、この言葉の意味だけきっちり今日は押さえておきたいと思うんです。
 最初に申し上げたように、彼らが一体何をやろうとしているのかを正確につかんでおかないと戦えないので。 

 このスライドからいきましょう、ステークホルダー資本主義は一見もっともらしいですよね。
 こういう、意外にいろんな利害関係者、みんなに優しくしようと。しかし、それは本当に正しいのかということです。

 「社員にも環境にもいろんなものに配慮しよう。これからはそういう企業じゃなきゃいけないんだ」なんて言うと、もうアメリカの大企業のCEOなんかはコロッと「そうだ!」っていうことになるんですよ。
 だからこのステークホルダー資本主義に、例えばアメリカのアップルのCEOのクックさんとか、それからJPモルガンというアメリカ最大の銀行のCEOだとか、この人たちがみんな賛同しているんですよ。このクラウス・シュワブのステークホルダー資本主義に。 

クラウス・シュワブの主張の嘘

 ただ、このシュワブが言っている具体論はこういうことです。
 「株主資本主義では短期利益ばかりを重視する。これがいけないんだ」と。「これが金儲け主義になっているんだ」と。
 これは主にアメリカの資本主義ですよね。アメリカの企業のこういうあり方が、ヨーロッパに、日本にも入って来たわけですよね。

 実は私はアメリカの企業にいました。アメリカの大手金融機関にいました。確かにそうでした。3ヶ月ごとに業績が測られていた。
 ただ、アメリカの株主資本主義は、本当は短期利益ではないですよ。短期利益で株価は動かないから。
 株価というのは長期の利益の見通しで動くんです。なので、実際には短期利益ばかりを重視しているような株主資本主義なんていうのはないです。 

 それから「株主資本主義による経済活動は地球温暖化の元凶」。これが要は気候変動というものの基になったんです。「気候変動という大問題を作ったのは株主資本主義なんだ」と言ってるんです。
 CO2の問題と株主資本主義に何の関係もないですよね。

 それから、「株主資本主義は所得格差を拡大させた」これ、一番もっともらしいんです。「株主資本主義があるから所得格差がこれだけ開いているんだ」って。
 これは完璧に嘘。所得格差というのは何で開いたかというと、給料の所得格差で開いたんじゃないわけです。じゃなくて、不動産とか株とかの投資資産への、投資運用の差が開いたんです。
 その投資運用で差が開いたのはなぜかというと、資産バブルが起きたからです。
 資産バブルが起きて、特にこの10年、リーマンショック以来、世界中の中央銀行が金融緩和をやってきて、お金の量を増やしたから、それで資産バブルが起きた。だから所得格差が拡大したんであって、資本主義のせいじゃないんです。 

ステークホルダー資本主義が内在する問題

 それよりも何よりも、ステークホルダー資本主義、こっちの方が深刻な問題を内在しているのではないかと言えるんです。
 どんな問題なのか。

  これはもう20年以上前の話なんですが、1998年、アメリカでシティグループ、シティバンクというのを聞いたことありますよね。前日本にもあって今はなくなっちゃったけど、シティバンクという銀行があります。そのシティグループという大手金融機関、ここが、大手保険会社のトラベラーズと合併しようとしたんです。

 ただ、アメリカの当時の法律で、銀行の金融機関と保険会社は合併できなかったんです。同じグループにはなれない、そういう法律だったんです。
 そのときに、シティグループはどうしたか。

  シティグループは、ロバート・ルービンという当時の財務長官、日本で言うと財務大臣に頼んだんです。「法律を変えてください」と。

 ルービンは「分かった」ということで、1998年当時というのはビル・クリントン。クリントン政権、民主党の政権だったんですね。ルービンはもちろん民主党です。議会の民主党の幹部たちを説き伏せて、「法律を変えて」っていうことで法律が変わった。合併ができたんです。

 これが問題なんですよ。これを縁故資本主義と言います。縁故、コネですね。

  シティグループがルービンとコネを作ったわけですよ。そのコネでルービンが動いてくれたと。
 もちろんタダで動きませんよ。このルービン財務長官はビルクリントン政権が終わった後、財務長官はもちろん降りますよね。降りた後、シティグループの役員になるわけです
 役員になって、その給料は年収1500万ドル。今で言うと30億円ぐらいですかね。年収30億でその地位が与えられると。これが縁故、コネです。 

「ステークホルダー資本主義」=コネ=大企業と政治家との癒着

 つまり資本主義社会とかって言うけど、結局、アメリカでも日本でもヨーロッパでもみんな一緒なんだけど、今、実際に動いてるのは大企業と政治家との、政界と財界との癒着ですよね。
 その癒着で、コネがある人が勝者になる。コネがある企業が勝者になる。これがない企業は敗者になるというね。

 資本主義って自由競争でしょう。自由競争っていうことはみんな平等にスタートラインに立って、スタートラインから「用意、ドン」で自由競争で競争できるはずなのに、実際はそうじゃなくて、コネがあるところが政治家を使って勝者になるっていう。
 これが、長年起きている。この資本主義社会とか民主主義の国とかって言われている中で起きている実態はこっちの方なんですよ。 

 縁故資本主義なんです。クラスシュワブが言うステークホルダー資本主義って、要はこれです。
 ステークホルダーに配慮したものだとか言っても、ステークホルダーの中に政治家もいれば、こういう団体、経済団体もあれば、場合によっては国連もあれば、こういうコネがあれば、そのコネを使ってステークホルダーのグループを作って、そのグループで独占的に利益を得る。

  だからこれは子供が高校受験のときに私立の高校に受験しようと、入ろうと思っても、その学校の偏差値が高すぎて、そこでお父さんがコネを使ってその高校の校長にちょっと会いに行って「息子をお願いしますよ」って言う。それで偏差値が足りなくてもまあ入れる。
 そう、裏口入学だ。その言葉が正しい。それが民主主義の国で行われている資本主義って言われているものなんですよ。それと全然シュワブさんが言ってることと変わらないんですよね。

  というのが、今日はまず皆さんとシェアしたかった問題です。
 あっという間に時間が来てしまいました。後はちょっと、さらに深いところは後半お話しします。

反ダボス会議イベント「The CORE フォーラム」

 今日は世界経済フォーラム、ダボス会議の話をしましたけど、このダボス会議に対して反ダボス会議をやります。

 私の今やってるプラットフォームは、Xとニコニコチャンネル、ニコニコチャンネルプラス。そして4つ目のプラットフォームが「The CORE」というライブ配信専用のプラットフォームです。
(THE CORE は月一回のオンライン会議を行う。前半はXで無料配信)

 この「The CORE」の主催で反ダボス会議をやろうということになりまして、それがこれです。世界経済フォーラムに対して「The CORE フォーラム」としました。
 これを5月3日、東京の一橋ホールで開催します。第1次の選考チケット販売が先週終わりました。第2次のチケット販売が明日(3/23)の朝10時から始まります。
(オンラインチケットの情報は後日発表)。

 もうマジで、世界経済フォーラムをいつまでものさばらしておくわけにはいかない。世界経済フォーラムの全く逆の発信を日本からしていこうという企画です。

5/3(祝・金)東京講演会 13:00〜 THE CORE FORUM の申し込みはこちら


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