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インフレ減速に安堵の米国株、反転した?

インフレ鈍化基調が鮮明となり、米株式市場では安堵感が広がっています。米消費者物価指数(CPI)でインフレ減速が確認され、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が優勢となっています。米金融引き締めの長期化懸念は後退し、2023年の米株式市場は今のところ良好な地合いです。


市場には、FRBが早ければ次回会合で利上げ局面を終了するとの予想もあり、早期の利上げ停止は米経済のソフトランディング(軟着陸)への期待を高めます。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁も「米経済は比較的健全だ」と自信を示しています。


ダウ平均は今年に入って12日までの8営業日で1000ドルあまり上昇し、12月上旬以来の高値水準。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は12日まで5日続伸し、今年に入って5%上昇しています。


新年早々、米株式相場は戻りを試していますが、利上げが続く限り長期的な視点で運用する投資家などから腰の据わった買いも入りにくい状況です。


相場の本格反転かどうかはいまだ不透明ですが、株式市場は引き続き値動きの大きい状況が続きそうです。


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