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昔見かけたお兄ちゃんをYouTubeで見かけた ~RABとの出会い

世間で『うっせぇわ』が大バズりしていた頃。私は車で通勤しており、iPhoneで音楽をいろいろ聞きながら通勤を電車の倍の時間かけていた。

仕事に行くのも帰るのも、もちろん仕事もしんどいのがあって、『うっせぇわ』は車の中で聞きながら口ずさむのにちょうどいい内容の曲でもある(時期も時期だったし、いろいろ)。

クタクタの体を横たえながら、なんとなく付けたタブレット。何を見るわけでもないので画面をどんどんスクロールする。

ふと目に付いた『うっせぇわ』。
歌っているAdoさんの動画と共にオススメに出てきた動画のサムネイルにふと目が惹かれて、それをタップする。
と、チェックシャツにバンダナを巻いた男性がババンと、イントロと同時に登場し、『うっせぇわ』のメロディに合わせて一糸乱れぬダンスを始めた。
途端、そのダンスの素晴らしさに画面から目が離せずにすっかり最後まで見続けてしまった。ああ、すごい。YouTubeにはこんな才能溢れる人達がたくさんいるんだと感じながら再度再生をする。

ふと、この赤いチェックシャツの人、どこかで見たことがあると思った。いや、正確にはチェックシャツの人達を。
いやいや、そんなことは無いだろうと思いながらも2度目の再生後にその動画のチャンネル投稿者ボタンを押す。
それまでのたくさんの投稿された動画をいろいろ見ていて、遠く遠く微かな記憶がひゅっと蘇る。

この人達、テレビに出てたよな?

熱心に見ていた訳では無いが、たまたまザッピングでチラと見た『(めちゃくちゃ上手に)踊れるオタク』として、テレビに出ていた人たちだった。アキバファッションに身を包み、正真正銘オタクな兄ちゃんたちがソワソワと出てきたと思ったらとんでもなくカッコイイダンスを披露した、っていう、アレだ。

当時私は関東にいた。とんでもなくアニメにハマっていて(ハルヒとらき☆すた)、こうやって好きを大声で言える人っていいなぁと考えながら生きていたころだ。金銭的にキツい時期だっただけに、あまり余裕がなくてオタクの人たちが羨ましかった。今ほどネットやスマホが普及していなかったこともあり、オタク気質をこじらせていたっけ。

それ以来、あの兄ちゃんたち――リアルアキバボーイズの動画はとても楽しく見続けている。
その内軽くダンスをしたいと思っているけど、それはいつになるのやら。

#リアルアキバボーイズ