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六月、終、上半期 2024

はじめに

 毎年この記事は事前にチマチマと婆さんの編み物くらい地道にすすめているのですが、今回は6月30日(日)に至るまで一度もこの記事の存在を思い出すことがありませんでした。

 まあ別に「書かないと爪を剥ぐぞ」とか「刺し違えるぞ」「SNSに晒すぞ」とか言われているわけではないのですが、なんとなく毎年書き続けているので、今年も例によって書いてみようと思ったわけです。というか店員に対する「SNSに晒すぞ」とかいうカスハラって、小学生で言うなら「先生にチクってやろ」くらい幼稚だと思うんですよ。嘘を嘘であると見抜けない人には(SNSを使うのは)難しいんじゃないすかね。この言い回しに関しては、最近YouTubeで「デスイーターひろゆき」を観てしまったので許してください。

 現在の札幌の外気温は30.6℃。外なんか出てたまるか。




上半期について(創作部門)

栄誉を讃えて

 基本的には、他の知り合いの方々が「受賞しました」「書籍化が決まりました」とめでたい告知をしているのを指をくわえてなおかつ血が出るまで爪を噛みながら眺めていることしかできていないのだけど、こんな私でもエブリスタの「超・妄想コンテスト」において、何度か優秀作品に選出いただいた。


◎第208回「化ける」 → 「代演」

かたっぽは本物でかたっぽ偽物……みたいな話は読んだことあるんだけど、両方とも偽物だったら逆に意気投合しねーかな、いや俺様がさせるね、と思いながら書いた。

創作ってそういうもの そういうもの きっと
唄:西野カナ@活動再開


◎第210回「久しぶり」 → 「タイムリープ」

共通の敵を見つけたときの一時結託って展開が好物なんですよ西野。ルパンで言ったら「カリオストロの城」とか、クレしんで言えば「電撃ブタのヒヅメ大作戦」とか。
ちなみにこれらは作品の中身とはひとっつも関係ないので、誰の心も奪われないし、ぶりぶりざえもんは出てきません。

なら書くな


第211回「夫婦」 →「契りちぎり」

学年で一組は必ず「おしどり夫婦」みたいなカップルいるじゃないですか。もう今更一緒に手を繋いで登下校することなんて屁とも思ってないような二人組で、だいたいは大人になってからフェイスブックの「友達かも」の欄にどっかで見たような苗字に変わって表示されたりとかして。
ああやって夫婦になる男女もいるのになぜ私は他人からの好意を素直に受け入れられなくなったのか、その謎を解き明かすべくタクラマカン砂漠へ向かうとか向かわないとか以下省略。

その前に仕事へ行け


第213回「ポケットの中」 →「タクティクス」

今の仕事はわりと「情報」「言い回し」が重要なので、そこから思い浮かんだことを書いた。私が高校生だった頃はガラケーでメールの件名欄に「Re:Re:」が積み重なってゆくのを楽しんでたけど、あれくらいのほうがよかったよな。既読チェックよりセンター問い合わせのほうがドキドキするだろ。

おまえが後藤正文と通ずる部分は無精髭だけだよ!!!!!!! >西野


 書いて応募しないことには受賞もないので、妄想コンテストにはできるだけ出すようにしているのだけど、私の仕事は夏場になると出張が多くなるので、思うように書けていない。
 ただ、後述する「文披31題」に今年も参加するので、7月はミキサー車が工事現場に至る国道上に生コンをボトボトと垂れ流すように作品を公開予定。

 あと、1〜6月で公開した作品の中で、書いた本人としては割と気に入っているのがこれ。

 何がどうして……ってわけでもないのだけど、基本的に普段の私は、たとえば地球が滅んだり、寝て起きたら全知全能的な存在になってたり、魔法が使えたりみたいな話を書かないので、珍しくそんな話を書いたなあとしみじみ思っただけ。

 こうやって、自分が楽しけりゃいいんだよ気楽にやれ、と定期的に思い出しながら創作を続けています。

 なんてことはない、と思いながら電子の海に放った小魚たち。彼らがこの世界を巡り、伝説の大魚となって、いつかまたこの場所にかえってくることを願っている。
 麦100%。大分麦焼酎、二階堂。


自爆営業 じゃなかった出張販売

 先月5月中旬「文学フリマ東京38」に出店した。
 ※出店記は↓のnoteより

 当日の販売実績としては「東京37」に比べると物足りない結果ではあったものの、本来なら西野などというどこの馬の骨ともわからん人間の作った本なんぞ誰にも買われなくてもなんら不思議ではないにもかかわらず、わざわざ足を運んでくださった皆々々々々々様にあらためて感謝を申し上げたい。
 また、奥付にメールアドレスを書いておいたおかげか、フォロワーさんではない方からも感想メールをいただいたのが嬉しかったです。

 ちなみに開催後BOOTHにて通販を行なったところ、今回の「東京38」で初出の本はほぼ売り切れた。こちらもあわせて御礼御礼。皆さんのことを忘れることはありませんが、いかんせん匿名配送なので誰が買ってくださったのかわかりません。
 ご購入いただいた感想をぜひお待ちしております。西野がタマネギをアッシェしているわけでもないのに号泣しながら読ませていただきます。

 次回は12月の「文学フリマ東京39」(東京ビッグサイト)にてお会いしましょう yeo
 アンソロジーの本を売りやす まだ寄稿者しか決まってませんし、なんなら主催が一文字も原稿を書いていない 呑気に炊飯器でサラダチキン作ってる暇があんなら構想くらい練れよ西野
 ちなみに今日はiPhoneのタイマーが無音のまま何も知らせてくれなかったので水分全部出てパッサパサになった 訴訟




上半期について(リアル部門)

労働

 転職して一年が経過し、上司や同僚に進言できるようにもなってきたし、多少手抜きしてもいいところと真面目にやらないといけないところも分かるようになってきた。

 もちろん私が社会人になってからは結構な年数が経っているし、普通に最初の会社で働いていたらとっくに役がついて部下ができていたのだろうけど、多少実入りが少ないのと残業や休日出勤をするのとでは後者のほうが遥かに嫌だから、まあこれはこれでいいよね。でないと小説なんて書く時間的余裕も精神的余裕もなかっただろうし。
 私にとっての仕事は毎月のカードの引き落しに耐えうるだけのカネが貰えればやりがいとかは別に要らないので、そういうのは朝礼とかランチ会とか社内旅行とかそういうしょうもない社内イベントにガチるベンチャー企業に勤める方々に回してください。お中元とかと同じようなノリで。


追っかけ

 上半期はライブ等がなかったので、特に動きなし。


その他

・1月に都心のスラム街から普通の住宅街に引っ越した。
 築35年のオンボロアパートから、築10年以内の普通のマンションにリハウス。家賃は2倍になったけれど、前の家の家賃があまりにも価格破壊すぎただけで、今の金額がむしろ普通だと思う。あらためて思ったのは、部屋って毎週決まった日に掃除すれば綺麗なまま保てるんだね。
 前の家と同じくプロパンガスなのに、ガス会社が変わっただけで料金がダンチに跳ね上がったことと、新しい管理会社が全くもって使えないポンコツだったこと以外はすこぶる快適に生活中。

・利き手首の骨を折った ※正確には「不全骨折(=ヒビ)」
 2月に折って4月末に病院通い卒業。今となっては「そういや治ったんだっけ?」と訊かれるまで思い出さないくらいに普通。完全にへし折ってたらもっと長引いてたかも。
 今のところへし折れてるのは創作に対する心持ちくらいなので……(陰のある表情で)

・資格試験
 オツベルも助走つけて殴るレベルでのんのんのんのん勉強してる。とはいえ現状は通勤の地下鉄でスマホアプリの問題を解いてるだけだからそろそろ本気にならないとやばい。


下半期について

創作

・妄想コンテストにはできるだけ顔を出して「結果待ち」を作っておきたいんだけど、義務感に駆られた途端に全部のパラグラフが「楽しかったです」で終わる中学生の作文みたいになっちゃうから、ほどほどにやっていく所存。他のコンテストも出せそうなものがあればチャレンジしたい。

・「文学フリマ東京39」出店に向けた準備もやっていくよ。まずは先日情報公開した「姉アンソロ」を形にしなくては、外野から「せっかく◎◎さんを誘っておいてなんだこの体たらくは」「いい加減にしろ」「岸田文雄より先に西野夏葉を退陣させろ」とかいうヤジが飛んできそうだな。でも西野は「辞めろと言うのならいつでも辞めてやる」とか言いながらどうせいつまで経っても辞めないので、実質的に総理大臣だと思っています。世界で一番孤独なLover。

・7月は気づけば毎年参加している「#文披31題」が開催されるので、例によって今年も参加。コンテストじゃないから気楽に書けるし、練習になるので好き。さすがに毎日は参加できないけれど、いくつか「これ書いて」とお寄せいただいているものについては必ず公開するので、何卒何卒。

 ※過去の参加状況:2023年2022年


追っかけ

・性懲りもなく、西川貴教ファンクラブ先行にて「イナズマロックフェス2024」のチケットを確保。去年はそもそも行くのを諦めていたけれど、その前は自分の行く日だけ台風で中止になったりして、一度も滋賀県に足を踏み入れていない。今年も台風で行けなかったら、たぶん9月開催のうちは一生行けないと思うことにする。割り切りも大切だよ。

永遠深夜隊の集会は、やきやきヤンキーツアー2の北海道2公演(札幌・旭川)に行きます。11月はこれのために週のど真ん中へ半休を入れたのと、資格試験も同じ月にあるから勉強休みをねじ込んだので出張に行くのが難しくなった。すまんな >同僚
 というかずとまよのライブ、どこの公演行ってもおしゃれな若い兄ちゃん姉ちゃんばっかだから、単騎で参加するのはだんだん肩身が狭くなってきたんだよな 今後はグッズだけ買ってブルーレイ出るの待つことにしようかな……とちょっと思ったり


その他

・引っ越したおかげで家が快適になったこともあり、最近は休みの日になると家から出ずに過ごすことが増えた。こういう過ごし方をすると加速度的に老いぼれ化が進んでしまうから、どうにかしないとまずいなあ……と思う。
 そういう意味では小説書くのも頭の体操になっていいのかもしれないけど、まずは買ってからいっぺんも開いていない本を減らそう。家がブックオフみてえになってるから。もちろん私はちゃんとお金を出して買ってるよ。

・仕事上のマニュアルを自分用にNotionで作っているので、同じように資格試験のノートもNotionにまとめようかなと思って3ヶ月位経ってた。試験まで半年を切ったぞ西野。死ぬ気か。
 あと出願を忘れたらすべて水の泡なので忘れないように。なぜここに書くのかと言えば、私は時々自分のnoteや小説を読み返すクセがあるから。そこまで忘れっぽいなら手の甲にでも書けよって話ではあるんだけど。

・仕事は、まあ、干されない程度にやります。
 年俸が一気に100万くらい上がれば、さすがにもう少し頑張る気になると思うな。


さいごに

 明日から7月 そして19日はこの不良ハリネズミ西野がこの世に生まれ落ちてしまった日です
 車検と違って年中無休でプレゼント、愛の言葉、現金書留等を受け付けております 何卒何卒

 長い人生なのに一度しか用意されていないのはバグだと思うけど、それを逆手に取って楽しみたいものです
 まずは皆様「文学フリマ東京39」でエンカよろしくお願いします
 まずは、って言っても文フリは12月なので、ほぼ宴もたけなわなんですけどね ガハハ

お読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、創作活動やnoteでの活動のために使わせていただきます。ちょっと残ったらコンビニでうまい棒とかココアシガレットとか買っちゃうかもしれないですけど……へへ………