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自動車覇権 EV・ICE・ハイブリッド




TOYOTAのEV研究開発計画

開発費8兆円投資:2030年時点のEV世界販売台数を、従来目標から引きあげてきている。200万台から350万台だ。EV車種を30車種投入。EV関連で4兆円、PHV(プラグインハイブリッド)とFCV(燃料電池)で4兆円の合計8兆円の設備投資を発表。電池のみへ対する投資額は、従来は1.5兆円だったが、2.0兆円へ引き上げ(21年12月TOYOTA『新EV戦略』より)

レクサスは100%EV化を宣言し、全固体電池搭載を明言。発火リスク低減し、電池容量エネルギー密度も格段に向上し充電時間も短い。

日本全体の自動車が全てEVになると、原子力発電所 10基、火力発電所 20基が新たに必要になる。完全にEVではなく、ハイブリッドもうまく組み合わせての未来が現実的。

8兆円という資金は、現行のICE・ハイブリッドで稼ぎ出すキャッシュフローが原資となる現実的な計画だ。成熟市場でシェアの高いレガシー車で稼ぎ、もう一方でEVに数兆円という投資が可能となる。非常に現実的なビジネスモデルだ。(テスラなど一部を除き)その他大勢のEV専業のペラペラの薄っぺらい多数の企業の絵に描いた餅の戦略とは一線を画すもの。


EV関連で有望な日本企業

6902 デンソー 日本最大部品メーカー。EVインバーター電力変換器。
8015 豊田通商 EVに不可欠なリチウムの権益確保先行。
5631 日本製鋼所 EV向けセパレータフィルム製造装置 世界シェア7割
6966 三井ハイテック 車載モータコア 世界シェア7割
5759 日本電解 EVの電解銅箔はHVに比較し、使用量25倍。テスラへも。
6594 日本電産 EV駆動モータシステムが中國市場などで相次ぎ採用



テスラ


宇宙開発企業スペースXなどを擁し、国や世界や、自動車という業界すらを越えて『宇宙標準』で考える恐るべき視野の広さをもつ天才イーロン・マスクの視点。


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