文学フリマを終えて(個人感想レポ)
先日直前までわーわーと騒いでおりましたが、昨日無事に参加することができました。文学フリマ大阪のサークル参加レポートです。
なにやらおかしなことに、直前になって家族が全員「俺も」「私も」行きたいと言い出し(笑)結局、家族みんなでドライブしながら大阪に向かいました。OMMの駐車場はイベント当日とは思えない空きっぷり。パパ&子どもたちは大阪の外周りを探検し、美味しいものを食べてくると言って別行動。私は隣接のbolyさんといざ、会場へ。
サークル入場開始直後。大して並んでないなーと思いつつも、今までよりは入場に時間のかかる体温チェックとCOCOAアプリ確認。準備しておけば、さくっとものの数十秒で終了。入場直前にチケットがないないと騒ぎ立てる自分をおもうと、大差ないなと(笑)気にもなりませんでした!
久しぶりにきたイベント会場には、思った以上に人がいる――!
よかった、みんなやっぱり楽しみにしてたんだよね。来れなかった人の分まで楽しもう。
ぱっと見の体感ですが、会場の半分くらいは店を構えてました。
机と机は少しずつ離されていて、人間一人が通れるほど。なので、一台を2サークルで仲良く使い、出入りはそれぞれの脇からできるという小島が点々と立ってる感じで、サークルとしてはかなりのゆったり感。
隣接のbolyさんとは同じ机を分け合う設定になっていたので、二人仲良く設営しました。
これは友人との隣接特権ですよね……。今回サークル側に1人しか座れないということもあって、ぼっち参加だったら死ぬほど暇だったと思います。それにしても、サンプルしか置いてないのになぜ私のサークルはこうもごちゃごちゃごちゃごちゃしてるんだろう(真顔)もっとすっきりしたかった……(いつもの愚痴)
机の向かって左側が、空いてるのわかります?お隣の百合サークルさんは人気で交流も活発にされていたのですが、おかげさまでうちの頒布物がよその邪魔をすることもなく、快適に過ごせてよかったかと!
かわりにWINGSぬいが、思いっきりbolyofficeにお邪魔しまくってましたが
ビニールで飛沫ガード、衝立を作るサークルもいくつか見かけましたが、基本はみんな「いつも通り」
要塞を立てる……もとい、本棚を作って積み上げるタイプのサークルさんは、物理的に展示物やポスターで互いの顔を隠せるので、ビニールなんて不要ですよねって感じでした。私も2つお品書きポスターを掲げてごまかしました。ちょうど顔の位置にあったので、接客の際だけ、ポスターとポスターの間から顔をのぞかせ、にっこり会釈(できてたかどうかは、客のみぞしる)
お金はトレーに。これはどこのサークルさんも徹底されていて、お客さんも手渡しすることはなかったです。
そして文学フリマといえば、通りすがるだけで熱烈な宣伝声掛け、無配ビラ撒き、客取り合戦があるイベントである意味有名ですが、今回はさすがにみんな遠慮がち。でも無配どうぞ、こんな本ありますよと声かけてくださるところは、おのずと人が集まり、広い会場でもとりわけ狭く感じました。声をあげて集客できない分、コミティアレベルで「ディスプレイを見世物にする」サークルが多かった気がします。見てるだけでとりあえず客足がとまるスタイル!勉強になりますね。
かくいうWINGSWEBは……といいますか、BLの島は縦に並んで一列。隅っこ2つは百合サーでしたが、WINGSから先はBL島。ここが多分会場内で一番?と言っていいほど、欠席率が高く、人の通りも心なしかバラバラ気味。寂しかったです。それでも、後ろや前には各サークルが出店してるし、他の島はけっこう盛り上がってるので、会場に客がいないという感覚はありませんでした。が、やはり同ジャンルが軒並みずらっと空いているのは切なかったです。
たまたま集中してうちの周囲はサークルが並んでいたおかげか、ポスターをみて目を止めてくださり、無配を持って行ってくださる方は多め。初見さんが立ち止まり、本を手に取り、立ち読みしてくれる。
そんな光景は、むしろ去年より多かったかもしれません。若干百合と間違えられてた感は否めませんが(笑)
お客さんの数でいけば今まで出たイベントの中でも史上最低の数字でしたが、そんなのは自分のフォロワさんの絶対数に比例するので隅っこにおいといて。それよりも知らない人だらけの中、立ち止まりじっとうちのサークルを吟味してくださった方が、意を決して無配を持っていかれる様子に何度も出会えたことが何よりの収穫です。
いやいや、あんな鈍器みたいな分厚い本、初見で買う勇気でないですよね~。私だったら買わないわ(笑)見本誌コーナーがなかった分、サークルの前で堂々と立ち読みされる方も心なしか多かった気が。本を持った人が、「ぶあつっ」と呟いたのも知ってますよ……声をかける勇気は出ませんでした。なぜ文学フリマやコミティアの熟練者たちはあんなにガンガン自作プレゼンできるんだろう。マスクの下でによによしながら、無配SSだけでももらってってと懇願の呪いビームを送り続けてました。
呪いが通じて(笑)お持ち帰りくださった方が、試しにネットで読んでみようかなとサイトに遊びにきてくださることを願ってます!
私自身はというと、見本誌をサークル前で立ち読みする勇気がないので、無配をもらったりディスプレイを見て回るだけで帰ってきてしまいました。
きっと自分のところにきてくれた初見さんも、ほとんどそんな方だったんだろうなと思います。だからこそ、無配SSを急いで用意してよかった……!と思いました。これはWINGSに触れてもらうための大事な布石。
結局人は人が少ない分、bolyさんと創作についてや今後の活動、自粛期間中のひきこもごもなどをまったり語り合う、半年以上ぶりのオフ会がイベント会場内でできたことが何より楽しかったです(笑)
やっぱり私は会場で仲間に会って、顔をあわせて声を掛け合う。実物の本をみながら、作り手さんと直接会話するのが好きなんだなーと実感しました。これがしたくて即売会にいくんだよねえ。リア充か(笑)
大変な中、欠席サークルの巡回までして椅子を物音立てずに片付けていくスタッフさん。フェイスガードやマスクがあってもお洒落を忘れない素敵な参加者さん。楽しそうに交流を図るサークルさん同士も、盛り上がってもマスクは絶対にはずさないし、声は小さめ。
お客さんの方がむしろしっかり対策をたてて、自分の手指消毒をこまめにされたり、手袋をされてたりしてて感心しました。ゴミを捨てていく人もいない。人は少なかったけれど、マナーは最高にいいイベントだったと思います。
「近所のイ〇ンで買い物してる時の方がよっぽど怖くない?」
「わかる。感謝デーとか密度高すぎて」
なんて会話しながら帰ってきた一日でした。互いの家庭事情で早めの切り上げざるをえなく、名残惜しくも片付けておりましたが……誰も時間前に片付けたりしませんでした。きっとみんな、ギリギリまで楽しんでいらっしゃったのだと思います。願わくば私も最後までいたかったな!
ともあれ、いってよかった。楽しかった。
そして何より声を大にして言いたい。
参加者みんなが気を付けてルールを守れば、安心安全なイベントはできる!
これ、オタクは意識高い系の人が多いので、全然苦じゃないと思いますね。私は全然問題なかったです。元々春庭や秋庭の時って、インフルや花粉症の被りが多くてマスクしてたりしたからなー。
来月の秋庭、再来月のBLC。無事に開催されることを願ってます。なるべく行けたら行きたいな。
オンラインイベントのレポートもかこうと思ったのに忘れてたなあ……また近いうちにUPしますね!まずは通販の準備をせねば。
つらつら日記のようなレポを読んでくださりありがとうございました。