弁当屋のセクシーおばちゃん

小学校卒業まで大浜で過ごした12年の間、狭い範囲の中で住居を転々とした。

小4くらいの頃、大浜公園のすぐ近くのマンションで暮らした。今はマンション名が変わっているようだ。

母の幼馴染みEちゃんが同じマンションにおり、その子供同士年齢も近く仲も良かったので、休みの日はしょっちゅうEちゃんの部屋に入り浸った。

マンションの横には小さなお弁当屋兼売店があった。
店の名前も覚えてない。現在も営業されているかはわからない。

時々父におつかいを頼まれ、お弁当を買いに行った。

扉を入ってすぐ左手に、お弁当を作るスペースがある。
店に入り少しすると奥から派手な女性がイソイソと現れ、注文してからご飯やおかずをよそってくれる。

小学生から見ても明らかに母より年上のおばちゃんだったが、目のやり場に困る胸の谷間を強調したトップスに、短めのスカート。
バチッとしたつけまつげも印象的だった。

工業地帯への入り口付近だったので、そのありあまるセクシーは工業地帯で働く人や運転手さん達へのサービスか。

小学生女子にもなかなかだったが、父も自分で買いに行かないところ、気まずい空間だったのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?