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~愛犬短歌~(21) (シニアになってあちこち皮膚がたるんできたなぁ、顎の下のしわでハーネ…
いつからか 食べてくれたらほっとして 小さくうなずく もうすぐ十二 (飲み物のようにご飯…
銀の滴 天窓のような 薄明り 音もさせずに 緑を行く肉球 (しーんとした雨上がりの林を愛…
曇り空 膨らんだ雲 慣れた道 同じような日々 だからこそ笑おう
昔はね 飼っていたのと おでこ撫で 銀の滴が 笑み皺たどる (我が家のはなは優しく人に近…
幾たびも 行きつ戻りつ 幹に寄り 元気と尋ねる 樹もまた仲間 (樹も生きている。感じてい…
朝に夕に 手を振り互いの犬を撫で 友より友となった この10年 近所で仲良くしてくださる飼い主さんたちは、ある意味で、犬を愛する気持ちだけでつながる、昔からの友人よりももしかしたら理解し合えるような、純粋な友人だと呼ぶことができます。 時には毎日のように会うことも。 犬との暮らし、犬の散歩、それは出会いの奇跡の連続かもしれません。 (画像はクリエーター名ナチュラコ様からお借りしました。ありがとうございました。)
草色の 古いハーネス 捨てる日に ありがとうとつぶやき 姿留める (これを付けて遠出した…
走る姿 追いかけるレンズは 筆となり ドガかルノワールか 君を描くよ (一瞬の姿が印象派…
新しい わんこと出会って 遊んだよ 帰り道の目 まん丸ふたつ (犬の自然な笑顔というのは…
降りたまま 登れないのか 切なげな 鳴き声どこから 玄関探す (両手で抱き上げてレスキュ…
泣きべそで 踊り歌って 家の中 寝たふりの犬 唯一のオーディエンス (辛い、悲しい、そん…
耳と尾が 見えて隠れて 草の波 名を呼ぶ声も 若き日に戻り (ほれ~、ちょっと待て~、と…
焦らずに ゆっくり来いと いつものように 黒い四つ足 空を駆け行く (いつも優しくしてくれた兄貴、ありがとう) (イラスト自作です。へたっぴの自覚は十分あるのですが、無断転載・複写はご遠慮ください…)