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【魅羅緒】春迷路

【春迷路】
 
出逢い 仔犬のような瞳で
好きです まぶしい笑顔で
泣いて 笑って肩を寄せて
気づけば 当たり前に隣にいた

好きだと云ったのは 君の方じゃない
何気ない日も特別な日も
共に過ごした景色が 
今でも瞼に映るんだ

たぶん君の瞳に写っていたのは
君の理想の皇子様で
僕じゃない
わたしが好きになったあなたは
もっと素敵だった、と
君の唇が奏でた瞬間 
百年の恋も褪めた


僕は自分がぼやけていて
夢とか未来とか他人事で
君が好きと云ってくれたから
少しだけ自信が持てたんだ

時間が流れれば 形も変わってく
粗も見えたろう ミスもしただろう
其れさえも認め合う事が 
好きって事じゃないのか?

たぶん君の瞳に写っていたのは
君の理想の皇子様で
僕じゃない
胸の真ん中で嗤(わら)う隙間が 
じりじり痛むけれど
君から笑顔を奪った罰かな 
独りの夜は寒いよ


たぶん時計の針が進んで行くほど
君が遠く離れていく
逢いたくて 愛おしくて
アルバムの中で揺れる笑顔が
僕に光をくれる
色褪せた街に降るさくらのように
鮮やかに消えていくよ

忘れたいのかな
忘れたくないのかな
春迷路 佇(たたず)んでる


≪曲情報≫(情報建設中)
公開日;調査中
音源公開;未
動画公開;未


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