Huawei MediaPad Proのキーボードを快適にする。
ちょっと前。
Huaweiからなかなかハイスペックなタブレットが発売された。
MediaPad Proである。デザインはどこかで見たような感じだが、Androidとしては新鮮な感じ。画面サイズに対して本体が小さく感じられて、持ち運びやすい。ベッドで寝そべってだらだらネットサーフィンしたり、電子書籍を読むのに最適だと思った。
ところで、このMediaPad。どっかのツイッター廃人のせいでGooglePlayが使えないのである。政治的な話は割愛するが、実害を受けるのはユーザであるのではた迷惑な話である。
そのせいもあって、標準搭載されているIMEがiWnnなるアプリなのである。個人的にはスマホ黎明期から名前は知っているが、どうにも使い物にならないIMEという印象を持っている。
今回もそうだった。純正のキーボードカバーをつけて文字入力をすると、予測変換候補を選択したあとに毎度Enterキーを押さねばならず、普段のPCのように軽快なタイピングができない。日本語入力中に英単語の入力を使用ものならイライラが爆発しそうにもなるのであった。
「全く使えない」
そう感じた僕は、せっかく買った純正キーボードカバーを、早くもただのスタンドカバーとして使い始めていたのだ。
もったいない。僕の心のもったいないおばけが暴れだした。
そこから僕vsトランプの戦いは始まった。(違う)
結果として、キーボードは快適になったのである。そう、APKからのインストールである。
Huaweiの新機種でGooglePlayが使えずHuawei App Galleryに置き換わると発表された当初から、我々は代替策を練ってきた。つまり、Amazon App StoreとAPK直接インストールである。
GooglePlayが使えないということが意味する本当の不幸は「Google開発者サービスが使えない」という状況なのだが、それを逆手に取れば、Google開発者サービスを使わないアプリなら問題なく動くはずということである。
Amazon App Storeに並ぶアプリの大半はGoogle開発者サービスを使っていないことが多いし、野良アプリやバックアップによるAPKファイルでもGoogle開発者サービスを使っていなければ問題はない。
ただ、Google製のアプリの殆どは、Google開発者サービスを使っているはずで、GoogleMapやGmailを使うのは絶望的だった。
僕が入れようとしたアプリ、「Google日本語入力」も例外ではない…そう思っていた。
入っちゃったのである。
動いちゃったのである。
マジで快適。
日英の入力切換が、「Alt」+「~」になるが、これはWindows環境においてUSキーボードで日本語入力するときの挙動と同じなのでむしろ慣れている。
iWnnでは地球儀みたいなアイコンのキーで切り替えるので、なんだか使いにくい印象があったが、これなら十分使える。予測変換もEnterキーを必要とせず、候補を選択して次々と文字を入力できる。変換候補も正確で、スマホで登録した辞書リストも持ってこれた。
なんだこれ、心配して損した。思い込みで何もしないより、無駄だと思ってもやってみるべきである。
2020年発売のMediaPadユーザのみなさんは、是非一度試してみてはどうだろうか。
ちなみに、丸善ジュンク堂の電子書籍アプリ「honto」も動いたよ。