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まろら (2019.01.27)

昨年12月にNZから帰国してらからというもの、日本酒に挑戦している。

日本で散々飲む機会があったはずだが、あまり引かれることはなく、せいぜい居酒屋で飲む程度だった。当然、日本酒について大して知っているわけでもない。しかし、元々日本酒は自分の中で勝手に冬の飲み物というイメージがあって、夏のNZから冬の日本に帰国したとき、一気に飲みたくなった。

北雪酒造の「純米しぼりたて生原酒」から始まり、新政酒造「ラピス」、順子「純米 ペティヤン山田錦」、仙禽「オーガニック・ナチュール un(アン)」とトレンドを追いかけて、本日一番飲んでみたかった山形政宗「まろら」を開けた。

香りは甘やかで、味わいもそれに違わず甘く濃厚。帰国してから飲んだ日本酒はどれも甘く感じたが、甘さの質はこれまでの物とは違う。やはり、マロラクティック発酵による影響があるのか。確かに、酸が穏やかで、テクスチャ―を愉しむ日本酒だ。我が家の舌の肥えた奥様曰く、「食後酒として良い」

何故この日本酒を楽しみにしていたかというと、自分がNZの学校で仲間と共にシャルドネ種からマロラクティック発酵したワインを作ったからだ。マロラクティック発酵していないものとの違いは明白で、比べて飲めば誰でも分かるのだが、実際自分が作ってみて感慨もひとしおだった。

自分が目指すのはあくまでもワイン作りで、浮気をするつもりはないが、知識や発想の幅を広げるという意味でウィスキーと共に日本酒も飲んでいこうと思う。

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