ワインの魅力

妻は私の第2の人生を応援してくれてばかりいるものと思っていたが、最近「違う」ことが判明した。しかし、「傍に居てあげる」とのこと。NZに留学中は一度も様子を見に来てくれなかったのだが。。。何とももどかしい。

ドラマ「ハケン占い師アタル」の登場人物の1人が、「傍にいるから、大いに悩め」というようなセリフを言うシーンがあるのだが、いたく感銘を受けておられた。。。

阪急百貨店での出来事をきっかけにワインをちょくちょく飲み始めた頃だったか、妻と2人で新宿サザンテラスのイタリア料理店に入った。普段ランチでワインを頼むことはないが、この時は私のマイブームを察して、妻が赤のハウスワインを頼んでみてはどうか提案してくれた。

「おいしい!」、妻はそう言って、パスタとの共演を愉しんでいた。後味が「ニュウニュウしている」(牛乳の風味)と言いながら、たいそう気に入ったようだ。結局そのワインを1本ボトルで買って帰った。シラー種から作られたワインだった。

妻の場合、このワインが赤ワインへの扉を開いたのだ。そのせいか、その後も赤ワインはシラー主体のワインを飲むことが多い。個人的には、妻が本当に好きなワインはシラーではなく、シラーとブレンドされることが多いムールヴェードルだと思っているが、いずれにせよワインの官能評価用語で"gamey"や"spicy"と評されるワインが好きなようだ。

ワインを好きになるきっかけも、好きになるワインも十人十色。各人が思い思いの物語を紡げるところがワインの魅力でもある。

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