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日本ワインについて書き始めた理由

あなたは「ワイン」に興味がありますか?
「お酒、飲めない」「ビールの方が好き」「なんかよくわからない」
という方、多いと思います。
今回は、私が何故「ワイン」好きなのか、何故「日本ワイン」をおススメするのかについて、自分なりにまとめてみます。

【1】ワイン好きになった理由

私がワインが好きな理由は、一言でいうと、単純に「楽しい!!!」からです。
何故「楽しい」かというと、1つ目の理由としては、ワインは食中酒として料理にあわせやすいため、食事をより美味しく楽しく感じられると思うからです。
料理だけを食べるよりも、ワインがあると、香りや味わいがより豊かになります。特に、私が好きなイタリアワインは、素材を活かした料理にとても合わせやすいです。

例えば、「お刺身に日本酒」や「揚げ物にビール」なども、黄金コンビだと思いますが、ワインには、赤、ロゼ、白と、スパークリングもあるので、ワインと料理の組み合わせは、より多様で幅が広いです。
また、一口に「赤ワイン」といっても、葡萄の種類や生産地が違うと、まったく違う味わいになります。

「牛肉に赤ワイン」などは鉄板ですが、「ウナギに赤ワイン」「鰯に赤ワイン」のマリアージュなども、新しい発見があって楽しいです。

2つ目の理由としては、ワインは場を楽しくしてくれる効果があると感じているからです。
あなたは、ワインを飲んでいる場面で、愚痴っぽくなったことはありますか?あまりないのではないでしょうか。ワインを飲むと、華やかな気分になったり、ポジティブな気持ちになったりしませんか?
食事の際にワインがあると、会話が弾んだり、雰囲気が明るくなるように感じます。一日の最後に、美味しいワインがあると、家族や仲間との会話が潤いのあるものになります。

さらに、個人的な意見になりますが、3つ目の理由としては、産地の気候風土が感じられるワイン、生産者の想いが伝わってくるようなワインに出会うと、気持ちが上がるからです。
ワイン750mlボトルを1本つくるためには、1㎏程のブドウが必要と言われます。水で薄めたり、他の原料は使っていませんので、ブドウの質や製造方法がストレートにワインに反映します。
私は、家族で経営しているような小規模なワイナリーなど、個性が感じられるワインが好きです。
例えば、今回の最初の画像は、イタリア、トスカーナ州のワイナリー「レ・マッキオーレ」の「ボルゲリ ロッソ」というワインのラベルです。このワインに初めて出会ったのは、2012年の年明けだったと思います。偶然入った飲食店で「美味しい!!!」と思い、「レ・マッキオーレ」について、調べてみると、

ある男性が、海沿いの「ボルゲリ」に少しずつ土地を買い、葡萄の樹を植え、ワインを作りはじめて、十数年後、高い評価を得られるようになった頃に亡くなってしまった。でも、奥さんと息子達が遺志を継いでワイナリーを続けている。「ボルゲリ」は、ワインの産地として注目され、ワイナリーが増えている。

とのことでした。この道の真ん中に立つ、一本の糸杉をデザインしたラベルも、とても印象に残り、「ボルゲリ ロッソ」は大好きなワインになりました。
その後も、「レ・マッキオーレ」のワインは、継続的に20回くらいいただいていると思います。最近は、更に美味しくなっているように感じて、嬉しいです。
このワインがきっかけになって、産地はどんなところだろう、作り手はどんな人だろうと興味を持つようになり、覚える地名やワイナリーが増えていきました。

是非、風景が浮かぶような、生産者の顔が浮かぶような「ワイン」を飲んでみてください。何万円もするワインでなくても、「ボルゲリ ロッソ」のような1本3千円台のワインでも、いい個性のある「ワイン」はあります。印象に残るワインは人それぞれだと思いますが、ワインの産地や生産者を思いを馳せる時間は、きっといい時間になると思います。

【2】日本ワインについて書き始めた理由

このように、ワインはもともと好きでしたが、何故「日本ワイン」について書き始めたかというと、
「日本ワインは、これからどんどん変わっていきそうな予感がするから」
「日本のワインと食の楽しさを伝えたいから」
です。

①これからどんどん変わっていきそうな予感

ワインは、世界100ヵ国以上で生産されており、多様性と可能性があると思います。
近年は、特に、生産地や生産者の個性を感じられるワインづくりが進んでいます。
かつては、樽の香りが強いものやボディの重いワインがもてはやされ、世界的に似たようなワインがつくられていましたが、近年は、軽い味わいで生産地の特長が感じられるワインも評価されるようになってきました。その流れの中で、日本ワインも評価されるようになってきたように感じます。

発展途中の日本ワインですが、栽培・生産方法の向上だけでなく、ワインツーリズムなど、地域と連携した取組も見られるようになってきています。例えば、北海道の余市で、ワインツーリズムの取組が盛んになりつつあり、行ってみたいと思っています。
日本ワインのこれからがとっても楽しみです。

②日本のワインと食の楽しさを伝えたいから

以前は、海外のワインに比べて、日本ワインの味わいに満足することが少なかったですが、ここ1~2年で、美味しいと思うことが格段に増えてきました。
「日本ワイン=日本国内でつくられたブドウで、国内で生産されたワイン」は、国内で生産されるワインの1/3程度で、まだ輸入原料によるワインの流通量が多いです。
そんななかで、ワインに想いのある個人が、選んだ土地でブドウをつくり、ワインをつくる、「ドメーヌ・ミエ・イケノ」さんや「リュー・ド・ヴァン」さんのような事例が増えてきました。

また、仕事柄、地域の食を知る機会もあるので、こんな日本ワインと、日本のこんな食材が合いますよ~という経験なども、お伝えできればと思います。
あなたも、是非、出身地や好きな旅先の地域でつくられているワインを飲んでみてください。そのワインには、その土地の食材にも、きっと合うと思います。

【3】最後に

この「note」をはじめたきっかけは、長年お世話になっている人生の大先輩に、地域の食材とワインの組み合わせを紹介する「勝手にマリアージュ」みたいなブログでもはじめたらどう?ブログはじめてみると面白いよ
とすすめてもらい、「じゃあ、やってみます!」っと、勢いで書きはじめました。
このように、誰かに言われた一言が、何かのきっかけになることってありますよね。
ワイン好きな人は、日本では少数派ですが、ワインは世界的な文化で、歴史も長く、知れば知るほど面白いです。
あなたも、このページに来てくれたこの機会をきっかけに、ワインを一緒に「楽しみ」ませんか!

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