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2020年おいしかった日本ワイン

あっと言う間に、今年もあと1週間です。日本ワインを選ぶことが多かった今年、出会えて良かった日本ワインを振り返ってみたいと思います。
ふだん使っているワインのアプリ「vinica」の自分の記録を見てみると、最高5つ星のうち「4.5」が1つ、「4.0」が1つ、「3.5」が複数ありました。

まず、「3.5」星は「またリピートできたらいいな」と思うワインです。
10月にご紹介したグレイスワイン「グリド甲州」や11月の兎田ワイナリー「秩父ルージュ」、12月のシャルドネでは都農ワインの「白水アンフィルタード シャルドネ #6-B」なども「3.5」をつけています。
さらに、最近飲んで、印象に残っているものをもう1つご紹介します。

■三養醸造 牧丘甲州(猫甲州)2019

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昭和8年創業の三養醸造の猫甲州です。10月の「勝手にマリアージュ」で甲州ワインの記事を書いたあとに見つけました。
和柑橘や洋ナシの香りがして、軽くてドライ、旨味も感じられました。
旬のアツアツ「白子ポン酢」や「鯖の煮付け」に合って、とっても美味しかったです!「白子ポン酢」にこんなにバッチリ合うワインは初めてでした。
レトロな版画風の猫ラベルも可愛かったです。
甲州ワインが豊富な通販サイト「あったあった」で2千円未満でした。

次に「4.0」星は「是非リピートしたい!」ワインです。

■セイズ・ファーム ロゼ 2018

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セイズ・ファームは富山県の氷見にあるワイナリーです。水産仲卸会社がはじめたワイナリーで、ミネラル感があり魚介類に合う白ワインを作られていますが、この時は初めてロゼを飲んでみました。
品種はメルローとのこと。色調はとても淡いオレンジがかったピンクで、オレンジワインのようでもありました。グレープフルーツのような柑橘類の香りやリンゴのようなニュアンス、ストロベリーのような赤い果実の香りもやや感じられ、ミネラル感があってドライ、好きなタイプのロゼでした。日本ワインのロゼで、いま一番のお気に入りです。
近所のワインショップで、3,300円ほどでした。

今年の1月にいただきました。どんな料理と合わせたかメモがありませんが、普通の家庭料理だったと思います。ミネラル感のあるドライなロゼは、肉料理にも魚料理にもあわせやすくて、とってもオススメです。
特に冬は、スッキリした白だとやや物足りない感じがしてしまうこともありますが、ロゼだと香りも豊かで、やや飲みごたえがあります。日本ワインのロゼも、もっと増えて欲しいです。

最後の「4.5」星は、「数年、印象に残りそうな感動ワイン」です。

■リュードヴァン ソーヴィニヨン・ブラン 2019

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リュードヴァンとは、フランス語で「ワインの道」という意味で、長野県の東御市にあるワイナリーです。ラベルにもお名前のある小山英明さんは、脱サラしてワイナリーをつくられ、10年以上になるそうです。
こちらのソーヴィニヨン・ブランは定評があり、コロナ禍がはじまりつつあった今年の2月下旬に、ワイナリーのオンラインショップで購入しました。4,700円ほどでした。

ソーヴィニヨン・ブランの青みがかった香りは、山菜などにも通じるような春の香りがします。いただいたのは3月の週末で、もうすぐ春というシーズンとも相まって、とても印象に残りました。フレッシュな青リンゴの香りのする、キレイな酸と旨味のある白ワインに感動したのでした。この時の料理メモは、白身魚バターソテー、帆立と芽キャベツ、ケールのスープなどとあり、料理との相性も良かったようです。

2月にこのワインに出会えたおかげで、その後、日本ワインがより楽しみになりました。次の春、2020ヴィンテージに会えるのも楽しみです。

2020年、あなたが気になるワインやワイナリーはありましたか?
今年の4.0~4.5星は、ソーヴィニヨン・ブラン好き、ロゼ好きの私の個人的な主観ではありますが、いずれのワイナリーも色々な種類をつくられていて他のワインもおススメです。

来年は、北海道ワインももっと経験してみたいと思っています。
よいお年を!!

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