ボルドーが楽しめる日常が帰ってきた
ワイン名:シャトー・グラン・パ 2017
生産地:フランス・ボルドー
タイプ:赤・フルボディ
品種:メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
購入価格(税抜):¥950
オススメ度:★★★★★
これを飲んだ時のテイスティングコメントを見返してみると、「今までの安ボルドーは何だったのか?かなり衝撃的」と書かれていました。千円台やそれ以下のボルドーワインに対し、自分自身これほど高評価を下した記憶はありません。
私は国地域を問わずコストパフォーマンスに優れたワインを発掘することを一番の喜びとして感じるタチなので、はっきり言ってボルドーは敬遠していました。
2000年以降、グレートヴィンテージと持て囃される度に、パーカーポイントが礼賛され、またチャイナマネーがワイン市場を席捲したことにより、ボルドーの特に格付けシャトーは価格が何倍にも吊り上がってしまい、とても飲み物の域を超えてしまったからです。
それによりすべてのボルドーワインが高級であるように情報操作され、質と価格が伴わないものが多かったので避けていました。また同時にそれまでほとんど口にする機会のなかった国や地域から魅力あふれるワインがどんどん出てきたことも要因です。
しかし、ボルドーを勝手に避けていたのは自分の方で、ちゃんと意識を持っている生産者は地に足つけて確実なワイン作りをしていると考えさせられました。
やはりワインは先入観を取り除いて、とにかく目の前にある一本と対峙する、それが大事ということを再認識しました。
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