見出し画像

ピノ・ノワールなのにヴェネト感

ワイン名:ピノ・ノワール 2018 ジャンニテッサーリ
生産地:イタリア・ヴェネト
タイプ:赤・ミディアムボディ
品種:ピノ・ノワール100%
購入価格(税抜):¥1820
オススメ度:★★★★☆

画像1

リーズナブルな価格のピノ・ノワールにありがちなこととして、ピノ・ノワールは繊細なブドウだからそれを壊すことなく、とにかく飲めるレベルに仕立てようといった感じの「置きにいった」ものが多くみられることです。

ピノ・ノワールは人気のブドウ品種なので、ラベルにピノ・ノワールと冠していればある程度売れてしまうので、マーケティング上はそれでよいのかもしれません。

そのような及第点レベルを狙った廉価なレンジのピノ・ノワール界において、ジャンニテッサーリは十分合格点に達しているといってよいレベルです。

最も感心すべき点は、ピノ・ノワールなのに(ピノ・ネロと冠さないところもある種潔い)ちゃんとヴェネト感があるところ。ヴェネトといえばアマローネが有名ですが、このピノ・ノワールにもどことなく陰干ししたようなニュアンスが加わっていて、洗練された感じというよりも田舎っぽさを感じさせるところがなんとも不思議。

ブルゴーニュにもオレゴンにもオタゴにも見当たらない、一種独立したピノ・ノワールの魅力がここにはあります。

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?