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【 特別編#3 Mr,ペアリング2022〜醸造家への道エピソードvol.3〜】

2022年〜2023年4月まで、マザーバインズ醸造所でワイン醸造の勉強をさせていただいております。


日本ワインに携わる者として必ず行かなければいけない聖地の一つ...岩の原葡萄園

上越で、100名店に選ばれる焼肉店「慶州」の東野さんにアテンド頂きました!
感謝です😊

「日本のワインぶどうの父」と呼ばれた川上善兵衛氏が、1890年に開設したもので、22歳で葡萄園を開墾したというとてつもない行動力。


そして、川上善兵衛氏といえばなんと言っても新たなワイン用ぶどうの品種開発。
10311回の品種交雑と試行錯誤を重ね、22の品種を生み出すことに成功します。

その中で生まれた奇跡の品種がマスカット・ベーリーA
欧米品種の栽培がうまくいかず悩んでいるときに
海外の学術書で“メンデルの法則”を知り、
病害虫に強いアメリカ種のブドウを“母”、ヨーロッパ種を“父”として品種交配の研究をスタートしたといわれています。
というわけで、マスカット・ベーリーAは
米国系葡萄のベーリーと、欧州系の黒い皮のマスカット、マスカット・ハンブルグを親にもちます

僕たち、和音人の大井沢ヴィンヤードにも植えられており、日本の赤ワイン用のぶどうとしては、最大の生産量を誇ります。

ストロベリー、ラズベリー、クランベリーのような赤い果実の香りがあり、なめらかなタンニンで滋味深い

僕はタケダワイナリーさんのサンスフルが大好きなので、日和のハウスワインにしてるくらいです!!
レバーやハツとか鶏の内臓に合わせやすいんですよ!!

日本を代表する赤ワイン用の葡萄品種、
川上善兵衛さんの情熱の裏側で支え続けた
寿屋(現サントリー)さんとのストーリーも胸熱なんですよ!!

次回はもう少し岩の原葡萄園とマスカット・ベーリーAのフォクシー香について書こうかな。

年末年始は、マスカット・ベーリーAで決まりだな。

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