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揺れる。

新型コロナウィルス、緊急事態宣言が解除された。

その翌日、息子の担任の先生が家庭訪問に来られた。

中学から出された課題は、一部手を付けている。

息子がGW前にまだオンラインゲームで、同級生と一緒にゲームをしていた頃があった。

友達数人は済ませていることを知り、焦った息子は頑張ってプリントを済ませていた。

ダイニングテーブルでシャーペンを握り、苛々しながらも課題に取り組む姿を見て、私は感動だった。

シャーペンで字を書くなんて、どのくらいぶりだろう。

ただ、翌日からはやらなくなったけど。

先生が来る前日、息子が、

「俺、課題してないんだよねー。」

「課題は済んでなくても大丈夫よ。別に先生怒らんよ。ただせっかくだから、やってる課題は渡したら?」

「…うん。」

前回のGW明けの課題回収日には、インターホンが鳴っても息子は出なかった。

出ないだろうとは思っていたので、仕事から帰宅して上の子に状況を聞いても驚きはしなかった。

翌朝、学校へは課題については時間をもらうよう連絡したが、その際に休校になってからの息子の状況を話すと担任の先生は驚いていた。

入学前に校長先生へ息子についての話はしていたのだが、入学式と数日は登校したので、もう大丈夫と思われていたのかも。

それで、今回の家庭訪問になる。

仕事の休憩時に、担任の先生へ念のため連絡し、息子が出ない可能性もあることを伝えて先に謝っておいた。

それでも先生は、顔が見られたら良いくらいで伺います、とのこと。

有難いお言葉。

さて、息子。

先生のことは嫌ではない、中学校もしかしたら気の合う友達ができるかも、

でも学校へは行きたくない。

今回どう対処するだろう。

ずっと、ずっと、揺れている。

続く。





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