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『河童』芥川龍之介

夏目漱石、谷崎潤一郎、そして芥川龍之介。村上春樹さんが明治の小説家のなかでも特に評価されているのが、この3人です。

表題作の『河童』や同じ1冊に収録されている『歯車』が、『ウィズ・ザ・ビートルズ』という村上さんの短編小説で、話題になります。『河童』や『歯車』含めて8つの短編小説が収録されていますが、これらの作品は、芥川が服毒自殺で命を絶つ直前に書かれました。そのため、全体的にこの1冊は死の暗さようなものを感じさせるので、少し読むのがしんどいところもあるかもしれません。

僕個人的には、『河童』『桃太郎』は、人間やその社会について改めて考えさせる点で、特に良かったです。


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