見出し画像

起業のアイデアのアイデアと失敗するパターン

起業で失敗するパターンはだいたい同じ

1,いきなり大きく始めた

2,まえのめりな気持ちでの見切り発車

3,その他、運(環境や時代)が悪かった
(飲食店を開業して間もなくコロナになったら厳しい)

では細かく見ていこう。

1,いきなり大きく始めた

何事も最初は小さく始めるべきだ。長編小説を書きたいと思ったとしてもまずは短編を書いた方がいい。起承転結とか、終わり方とか完成するとはどういうことなのか、そういうことが分からずいきなり長編小説を書き始めれば失敗は目に見えている。
富士山も登ったことがないのにエベレストは登れないだろう。

このパターンは本当に多い。
特にアプリ開発ではありがちだ。

「だいたい三ヶ月もあれば作れるだろう」と思えば半年は掛かるし、半年で作れるだろうと思えば1年ぐらいは掛かってしまうのだ。

どういう作業があるのか? 見積もりも適当でスタートしては予定が狂う。そして、無理やり納期を守ろうとすると質の悪いものが出来上がる。そして見事に失敗するのだ。だからまずは小さく始めることが大事。
一週間でできるぐらいなものを3つぐらい作ってコツを掴んだら、少しずつ大きくしていけばいい。
こんなことは超基本なのだが、今でも「最初から大きく」やっちゃって失敗している人が後を耐えない。

2,まえのめりな気持ちでの見切り発車

1と少しかぶるが、「やりたい」という気持ちが前のめりになってしまっているパターン。企画や戦略が甘い状態でのスタートではなかなかうまくいかない。考えすぎるとスタートができないという意見もあるだろうけれど、今は質を求められる時代だ。
2000年代では、質よりスピードと言われていた。今は質が重要となっている。ウマ娘もなんども作り直したという話を聞いた。

一発アイデアを形にしようぐらいではうまくいかない。ちゃんとデザインも何もかもある一定のクオリティを求められる。

これはアプリの話以外にも通用すると思う。
飲食店でも服を作るでも「思い立ったが吉日」と言わんばかりにスタートするのはよくないと思う。

3,その他、運(環境や時代)が悪かった

これに関してはしょうがないところがある。ただ環境に関しては多少気を使えると思う。
スマホ時代なのにPCサイトに力を入れてもアクセスは集まらないと思う。

今の需要と供給を考えて最低限の環境は考えておくべきだ。


アイデアのアイデア

アイデアのアイデアを考えることが起業で成功するコツだと思う。
これはしっかり考えないといけない。

この話「2」に近い。まえのめりな気持ちでスタートするとアイデアのアイデアはなかなか浮かばないだろう。

アイデアのアイデアとは?

例えば、ゲーム開発で考える。まずはマリオを開発したとする。そしてマリオが失敗して全然売れなかったと仮定しよう。

そうすると「失敗した!」となる。
じゃあ次は「カービィ」でも作ろうか!となってしまう。
ここにアイデアのアイデアはない。

私だったらマリオ2を作ろうと考える。キャラデザやプログラミングの一部を流用してマリオ2を作るのだ。

ナンバリングは儲けるために欠かせない。
ドラクエでも同じ武器や呪文を毎回使う。
そうやって開発コストを下げるのだ。
毎回武器の名前や呪文の名前を考えていたのではコスパが悪い。

これがアイデアのアイデアだ。

つまり、マリオを作った時には既にマリオ2の企画が立ち上がっている。
だからマリオが失敗することは既に想定内であるのだ。そもそもお試しで作っている。そして、「1」で書いたように小さく作ることも忘れずに。

とりあえず、一本作ってみてゲームが完成するとかどういうことなのか、リリースするにはどうしたら良いのかなどを確認する。
そして、次回作に期待する。

2本作ることを最初から企画に盛り込んでおくのだ。
これがアイデアのアイデア。

最初から失敗したときのことを考えているとも言える。

株でいうと打診買いと言ったりもする。まずはお試しで少し買ってみて、株価が下がってきたらナンピンする。それを最初から計算に入れているのだ。そうすると失敗する確率が少し下がる。最初からどかっと株を買うと下がったときにどうしようもできなくなって大負けするのだ。


まとめ

まあこんなことはビジネスマンなら全員知っていることなので、これができたからといって成功するわけでもないんだけどね。

とはいえ、いきなり大きく始めてそのまま失敗して音信不通みたいな人が後を耐えないので、小さく始めたり、失敗することを計画に入れてから起業するといいと思うな。

小さく始めれば失敗したときもダメージが少ないので、なんでも気軽に挑戦できると思う。自信が付いてきたときに大きく勝負するのは全然ありだ。

(知らんけど)