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麻雀の面白さ

気が付けば麻雀中毒。

全国の大学生も麻雀にハマりすぎて留年する人が毎年いるらしい。危険な遊びだ。(ネトゲよりはマシだと思う)
しかし、就職活動で「趣味:麻雀」と書くと面接官によっては高評価が得られる可能性も少しは増えているらしい。いい時代だ。

とまあそれはいいとして、人がハマり過ぎる理由が少し分かるのでその話がしたい。実際に現在ハマっている私がいうのだから間違いない。そして、麻雀人口を増やそうとは思わない。きっと私の家の近くに海があれば釣りにハマっているようなもので、麻雀が最高の遊びだとも思わないからだ。

#1 点数計算が面白い

持ち点は25000点からスタートする。最後に一番点を持っていた人が勝つゲームだ。しかし、際どい話がよく出てくる。最終的に100点差で勝ったり負けたりすることもある。連チャンすると300点ずつボーナスが加算されたりするし、他の人がリーチをすると1000点が場に出される。
自分の手役もドラが1つ増えればそれだけで2倍になったりする。目まぐるしく状況が変化し、頭の中で計算する。これが面白い。「条件をクリアした。あとは上がるだけ」ということになり実際に上がり逆転することができたときはなんとも嬉しい。

点数計算ができなくても楽しめるが、点数計算ができるようになるとまた一段上のレベルで楽しさが出てくる。やればやるほど面白くてハマるというわけだ。

#2 役満が面白い

役満なんか数百回に一回ぐらいしかでないのだが、出るには出る。25000点でスタートすると上で書いたが役満は最低でも32000点ある。いきなり役満に振り込めばそれだけで試合終了ということだ。そしてずっと最下位でも最後に役満をあがれば大逆転することもある。役満も種類が豊富で奇跡的な確率でしかでないものもある。パチスロのプレミア演出みたいなものでプロでも全部上がったことがある人の方が珍しいかもしれない。夢があるゲームだ。

#3 細かい話が尽きない

#1で100点を競うと書いたが、麻雀には細かいテクニックが豊富に存在する。プロはそれを知り尽くし100点でも多く稼ぎ、失点を抑えようとする。例えば、「ハイテイずらし」というテクニックがある。リーチをしている人や自分のライバル(持ち点的に)に最後にツモられないように鳴いて順番をずらすということもできる。これを自分のあがりを放棄してあえて狙うこともできるのがまた面白い。他にも、あえて他の人をあがらせるというテクニックもある。親に連チャンされるより子にあがってもらって一局消化するということも可能だ。麻雀は、自分の手作りに集中するだけではなく全体の状態を考えながら立ち回ることが重要である。空気を読むゲームなのだ。

#4 途中から仲間ができることも

スタート時は全員敵だが、点数次第では仲間になることも可能となる。
大トップの一位にはもう勝てないと考えれば2着争いが始まる。ネット麻雀では4位になることが最悪なので、後半戦にもなれば全員が4位から逃れようとする。そのとき1位の人に振り込んでもらって3着を安定させようとしたりする。1位の人はトップを確定させたいので、喜んで3着目と仲間になるというわけだ。メッセージが遅れるわけでもないのだが鳴くことによって相手に伝えることが可能。それをする側と受け取る側でコミュニケーションが取れるのが面白いところだ。

#5 一巡ですべてが変わることも

しばらくの間波風たたず。何も起きなかったのに一巡ですべてがひっくり返ることがある。

例えば、突然下家が「カン」をする。それを見た対面が「リーチ」をすると、上家も「追っかけリーチ」を宣言する。そして、赤牌(危険牌)をつかむ私。
切りたいのだが切るわけにはいかず降りる。さっきまでの雰囲気とは一変し突然緊張感のある場になってしまった。「振ってもいいや」と適当にやっていたのでは面白くない。全員真剣に勝ちたいと思ってやっているから緊張感があり面白いのだ。

#6 探偵気分になれる

敵が3人いる。全員の配牌は見えない。しかし一巡ずつ牌を捨てていく。それがそもそも情報なのだ。不要な牌から捨てて行くのが基本となるゲームだから推理することが可能。相手が何を狙っているのか、ドラはどこにあるのか、相手が必要な点数はいくらなのか、すべてを考えていく。自分の配牌は他の人には知られていないことを考える。4人が4人とも好き放題推理をする。それぞれの配牌によって見え方が違う。例えば自分が🀠を3枚持っているときに場に🀠が出てきたとする。自分目線では4枚目だが他の人は1枚しか見えていない。自分は🀡が(比較的)安全であるということがわかっているが他はわかっていない。そういう細かいことをいちいち考えていく。ネット麻雀の場合はどんどん牌が切られていくので情報の渦になる。しかし、話をまとめていくとなんとかぼんやりと推理することができる。その予想があたると面白いし全く予想が違っても面白いのだ。

#7 結局運ゲー

勝つか負けるかは運によるところが大きい。それもまた面白いところだ。毎回裏ドラが2枚ものりゃ誰でも勝てる。考えることもなく素直にリーチできることもある。しかし、運は一定。いかに勝率を1%でも上げるかを考える。これはキリがない。だからまた打ちたくなる。

あるいは麻雀歴が長い人にも運だけで勝てることがある。やっぱり勝てば楽しいのだ。

#8 リスク・リターンのバランス

自分にチャンスの手がきたとき、親がリーチを仕掛けてくる。戦うか逃げるか。点数と局数、自分手の和了率。すべてを計算して戦うか逃げるかを選ぶ。無理に戦えば負けるリスクも背負う。しかし、勝てばトップになれる時どうするか。答えはありそうでない。プロでも戦う人もいれば逃げる人もいる。そのあたりのバランスが絶妙だ。将棋のように読み切れるということはほとんどない。絶対勝ちたいという緊張感がある中での勝負はとても面白い。

#9 令和の環境

最近は麻雀AIがあるので自分の牌譜を見直すことができるようになった。もっとうまく立ち回れたのか? 最善を尽くして負けたのか? いろいろ調べることもできる。そうやって実力を少しずつあげることもできるのが面白い。また、youtubeでは腐る程テクニックを無料で教えてくれる。一ヶ月もあれば急激に上達できるのかもしれない。Mリーグなどもありプロの麻雀も見ることが可能。SNSで役満をあがったとかランクがあがったといったような報告もある。そういう環境が整っていることも面白さの1つだ。

#10 一生遊べるという安心感

ネトゲの場合はサービス終了で終わることがあるが麻雀はない。
安心して実力をあげてもいいだろう。

まとめ

ということで、麻雀の面白さを少し語ってみた(2700文字)
毎日つまんねーなーと思って生きている人で、何か趣味がほしいひとは麻雀もありかもしれない。しかし、ハマると抜け出せないのでほどほどに。

またリアル麻雀では友達が作りやすそうだ。私はめんどくさいのでリアルではやりたいとは思わないが友達つくりとしてもありかもしれない。