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「起業アイデアを探す」って違和感があるんだよねえ

起業のアイデアは探すものではない

何かゲームが作りたいと思って、ゲームのアイデアを考えるというのは良い。

でも、そもそもノープランで、「ゲームでも作ろうかな?」「いや、小説でも書くか?」「youtuberにでもなろうかな?」みたいに大枠が決まっていないときに、アイデアを探すってのは意味が分からない。

「儲かりそうだから」という理由だけで始めるとうまく行かないことが多いし(情熱がないため)、万が一うまくいってしまっても金目的でやっているので続かない。少し嫌なことがあれば(例えば売上が落ちる)やめたくなる。
また3年もすりゃ別のアイデアを考える必要も出てくるだろう。

そういうのが好きだというのなら問題ない。連続起業家みたいな言葉もあるぐらいだ。でも、普通は起業アイデアというのは、普段の生活からヒントを得ることが多く、探しに行くものではない。

自分の性格に合っているというのが大事だ。

万人向けに「良いアイデア」というのはすぐレッドオーシャンになる。テクニックとかノウハウとかで起業アイデアを探すことは難しいと思う。


起業には武器が必要

何か起業をするときは、武器が必要だと思う。

例えば「石焼き芋屋でもやろうか」と思ったとするならば、芋を親戚のおじさんから無料(格安)で提供してもらえるとか、そういう独自の武器があれば儲けやすい。他の業者より安く芋を提供できればそれがそのまま差別化になるし、売れた分だけ儲けになるのならやりがいも出てくるだろう。

私の場合は、プログラムができるので、自分でオリジナルの仕事のツールを作って仕事をしていた。
これが半端ない時間の短縮になり、プログラムが組めないライバルとの競争に勝てたのだ。(どういう仕事かは内緒♡)


コーヒーショップがしたい

石焼き芋屋には興味がないが、コーヒーショップはいいなと思っている。

ナッツをおいたり、バターコーヒーを提供したり、健康に良いものしかおいていないコーヒーショップだ。

しかし、素でやろうと思えば家賃代だけでも結構金がかかるだろう。経費が高すぎてきつそうだ。だからやらない。

仮に本当は家賃が10万円する場所をなんかの助成金で「5000円でいいよ」と言われればやってもいいかもしれない。それは大きな武器に見える。

あとは、有名人と知り合いでコーヒーショップを作ったら遊びにきてくれたり宣伝してくれるというのもいいかもしれない。そういう武器を持っていないのに「やりたいからやる」と鼻息荒くしている若い人たちをみるとどうやって勝つんだろう思ってしまう。

やってみなければ分からないというのはわかるがもう少し賢くなれ。


必要は発明の母

起業アイデアを考えるなら必要は発明の母がいいだろうと思う。

まずは武器を作ることから考える。武器=発明である。

昔、アメリカだと思うがビジネスホテルなどで使われている石鹸が、毎日大量に捨てられているという話を聞いたビジネスマンが、「石鹸を破棄する金がもったいないので全て無料でいただけないか」と交渉をした話がある。

そのビジネスマンは使いかけの石鹸を大量に手に入れて、海外に運んだ。
場所はどこだったかな? アフリカの方だったと思う。発展途上国だ。

石鹸は腐らないし、発展途上国では衛生面でさまざまな病気になっている人が多いから需要があった。

無料で手に入れたアイテムを別の国に持って行って売るというビジネスは大当たりしてすぐに億万長者になったらしい。

こういうのが起業アイデアだと思う。

捨てられるもの、それを必要としている人をマッチングさせて利益を得る。地球にもやさしい。素晴らしい仕事だと思う。

(すごい行動力だと思うけど)

まとめ

起業アイデアを探すというか、武器があるかどうかの方が大事だと思う。

起業アイデアを見つけたとしても、行動力がないとできないし、自分の性格に合っていなければやりたいとも思わないだろう。

ということで「起業アイデアを探す」という言葉違和感があるんだよねえ。

闇雲に探しても意味がないぞっと。