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クールJAPANをnoteで30 ★ 難攻不落と呼ばれた熊本城の修復は難航フラグ?

毎度おなじみ、Wind.でございます。

昨日のりょうちゃんコラムではオールカラーのマンガについて取り上げられていました。ふむふむ、オールカラーのデジタルマンガとしてはこれは破格の値段ですねぇ。

僕は同人誌でオールカラーの本を書いたことがありました。当時、30冊と少量ロットで印刷会社に頼んだのですが1冊あたり1200円くらいかかりましたねぇ。ゆえに市中に出回っているマンガもオールカラーで出さないはずです。

紙のマンガの良さももちろんありますが、デジタルで出版すれば印刷代のコストが一気に削減されますし在庫も持たなくていいですからね。



熊本を中心に発生した大地震、皆様も様々な想いを巡らせていることと思います。被災され大変な状況にいらっしゃる方々の生活が1日も早く戻ることを祈るとともに、今日はこれに関連して僕が取り上げたいことをご紹介いたします。

戦う城郭・熊本城

日本三名城の一つ、熊本城。

これを築き上げたのは「城作りの名人」といわれた加藤清正です。1588年から築城し、江戸時代初期の1607年に完成しました。

熊本城の特徴は、見事な反りを持つ石垣です。1877年の西南戦争では薩摩軍が近代兵器を用いるも、一兵たりとも城内に侵入させなかった実績があります。

20mを超える本丸北側の高石垣、このほか石垣の上に立ち並ぶ櫓(やぐら)、複雑に折れ曲がる通路・・・熊本城が難攻不落といわれた所以です。

その熊本城が地震で大きな被害を受けました。

国重文5カ所に甚大被害=「修復20年後も」-熊本城(時事ドットコム)

熊本城総合事務所は17日、熊本地震による城の被害状況を発表した。城内に計13カ所ある国指定重要文化財のうち、石垣の崩落で建物が傾くなど5カ所が甚大な被害を受け、残る8カ所も壁にひびが入るなどした。河田日出男所長は「被害状況の詳細が把握できていないため見込みが立たないが、修復には5~10年、あるいは20年かかるかもしれない」と話した。

なぜ修復が難しいのか?それはこの建築物が「ノウハウ」の塊だからです。

石積み職人集団「穴太衆」の末裔が語る「熊本城」修復にかかる課題とは!?(dot.)

穴太衆(あのうしゅう)とは?―― 戦国時代以降、石垣のある城が一般的となり、穴太衆は織田信長の安土城をはじめ、 豊臣秀吉、徳川家康ら全国の大名から石垣づくりの要請を受けた。彼らが石の組み方を考える際には、石の集積場に行き、たくさんの石の周りを1、2日かけて周りながら、ひとつひとつ違う石の性質を把握し、頭の中に配置を組み上げるとか。「石の心の声」を聞くことができる職能集団である。

古くからの建物は図面がありません。そして、それを伝承する技能も完全ではないのです。そのうえ熊本城は重要文化財のため、細心の注意を払って修復しなければなりません。

先述の見事な反りを持つ石垣は、最先端の機械や重機でできるようなことではないのです。当然、費用もかかってしまいます。

新「一口城主制度」について

熊本城ではかねてから復元財源のための「一口城主」制度を設けているそうです。復元には財源の活用も検討されています。日本財団は熊本城の修復に30億円の資金を用意することを決めました。

歴史的な建築物の維持には何より人々の技や志が欠かせません。今後の動向に注目していきます。


次回はりょうちゃんでーす!

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